“感謝祭の母”島崎和歌子の叫び
和歌子は1991年秋の第1回から司会を務めており、2023年の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(金スマ)の密着取材では、感謝祭のスタッフを気に掛ける様子も見せていた。いわば“感謝祭の母”ともいうべき和歌子のあの言葉は、本心から出たものだったのだろう。
なお、今回ミニマラソンで優勝したのは、予想した解答者が0人だった福山康平。無名の俳優の優勝劇に和歌子は「これが感謝祭なんですよ!」と自信を取り戻していた。
毎回のように名場面やハプニングを生み出す感謝祭は、今年の秋で放送35周年、通算70回目を迎える。開始当初から高視聴率を記録し、他局の番組対抗特番が次々と終了するなかでも、時代を超えて継続してきた。
もっとも、感謝祭にも過渡期はあった。2011年に初代司会者の島田紳助が芸能界を引退し、2013年と2015年の秋には個人戦ではなくチーム対抗戦を実施。さらにクイズの趣向やルール、問題数も変わるなど迷走し、長年の番組ファンが徐々に離れていった。長寿番組であっても、その途中には必ず試行錯誤の時期がある。
そんな中、2014年春にはミニマラソンと並ぶ名物企画「重圧(プレッシャー)アーチェリー」が誕生。この頃から新ドラマの俳優陣を中心とした構成へと変化し、SNSでの“推し活”文化の広がりも相まって、感謝祭の人気は再び上昇していった。
2018年春からは、感謝祭終了後の深夜に生放送される『オールスター後夜祭』がスタート。クイズに特化した内容が長年のファンにも支持され、セットで視聴するスタイルが定着したことも、人気復活の一因になっている。
TBSでは今、感謝祭と同じく過渡期を迎えつつある生番組がある。3月30日に放送6年目へ突入した平日朝のバラエティ『ラヴィット!』だ。
この日からスタッフの入れ替えが行なわれ、その日の記念日にちなんだテーマ設定を廃止。番組冒頭の中継コーナーや、後半の視聴者参加型ひらめきクイズ企画を新たに導入するなど、リニューアルが図られた。


















