たった一晩の「睡眠不足」が認知症リスクを高める
最近、「睡眠の質」という言葉をよく耳にします。
快眠するための様々なグッズが登場し、スマホのアプリを使って自分の睡眠状態を測定し、その質を向上させようと努めている方も多いと聞きます。
じつは睡眠と認知症には、非常に密接な関係があります。
私たちは眠っている間、一晩の間に浅い眠りと深い眠りを周期的に繰り返します。この「深い眠り」の間に、脳を覆っている脳脊髄液が活性化し、脳独自の「グリアリンパ系」と呼ばれるシステムが稼働します。
このシステムが、まるで高性能な「自動洗浄機」のように、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドβ」をはじめとする日中に脳に溜まった老廃物を効率的に洗い流してくれるのです。
ところが、睡眠の質を著しく低下させる「睡眠時無呼吸症候群」があると、脳が慢性的な低酸素状態に陥り、これによってもアミロイドβの増加を引き起こすことが示されています。
もし自身や家族に睡眠時無呼吸が疑われる場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
たった一晩の睡眠不足だけでも、脳にアミロイドβが蓄積するという報告もあります。睡眠がいかに脳の健康に直結しているかがわかりますね。













