ムロツヨシから見た山田孝之と小栗旬

ムロツヨシと言えば、いまや押しも押されもせぬ、日本を代表する俳優の1人だ。だが、『勇者ヨシヒコシリーズ』などでブレイクを果たすまでに、長い下積み生活が続いたのは有名な話だ。

実は、これまでムロの主演作の続編制作はあまり多くない。『ドラフトキング』には並々ならぬ思い入れがあり、さらにその続編が制作されるということで喜びもひとしおだという。

――主演作の続編が制作されるのは、やはり役者としてうれしいものですか。

ムロツヨシ(以下、同) そうですね、やはり嬉しいです。もちろん監督、プロデューサーをはじめスタッフのみなさんが良かったということでもありますが、俳優部の座長として、結果を残せたことは嬉しかったです。WOWOWさんや他の配信プラットホームで前作を見ていただいた方から「続編を楽しみにしている」という声がたくさん届くとやりがいになりますね。

――これまでに共演されたなかで、「座長としてこの人はプロフェッショナルだ」と感じた方、もしくはムロさんに影響を与えた座長はいますか?

いろんな座長がいましたけどね。やっぱり1番長く座長としての姿をそばで見てきたのは、全く僕とタイプが違いますけど、『山田孝之』ですかね。

僕が7つぐらいかな、歳が上ですけども、座長である彼の何か手助けができることはないかという経験も積ませてもらったので。それは彼が弱いという意味ではなく、“一緒に作る”という意味でです。

彼が座長でいてくれたことで、僕はお芝居を生き生きとできる場所が得られました。そんな信頼関係を築けたという意味でも、彼と一緒に芝居をできたあの時間は貴重だったなと思います。

――山田さんとムロさんのスタイルの違いはどこにありますか?

僕は言葉として伝えてしまうというか。山田くんに関しては背中を見せる、行動で見せるタイプです。その違いを多分、お互い認め合っていると思うんですよね。違いがあるから良いんだというところもあります。

もう1人、これも年下になってしまいますけれども、『小栗旬』という男もそばで見てきました。彼らとは、仕事以外でも話す時間があるからこそ、それぞれの仕事への姿勢や考え方をたくさん見させてもらっています。

盟友・山田孝之と小栗旬について語るムロツヨシ(撮影/廣瀬靖士)
盟友・山田孝之と小栗旬について語るムロツヨシ(撮影/廣瀬靖士)
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