新築マンションは平均1億4280万円の超高値圏に
マンション価格の行方を語る上で、まずクリアにしておきたいのが「暴落」という言葉の定義だ。「暴落が起きるのではないか」と世間やSNSではたびたび騒がれるが、そもそも価格が何割下がれば「暴落」と言えるのだろうか。
西岡氏は「世間の人のイメージと、私の定義は少し違うかもしれない」と前置きした上で、次のように語る。
「これまでマンション価格が右肩上がりで上がってきたことを考えると、仮に2割程度下がったとしても、それは暴落とは言いません。過去のバブル崩壊の時は新築マンションの価格が55%ほど下がりましたが、それこそが暴落です」(西岡氏、以下同)
東京23区の新築マンションの価格は、1990年に517.9万円(平均坪単価)でピークを付け、その後2000年に229.5万円で底を打った。実に55.6%の下落となる。
「過去の歴史を踏まえると、4割から5割近く、つまり半値に近づくほど下がらないと『暴落』とは呼べないというのが私の考えです」
では、記憶に新しい2008年の「リーマンショック」の時はどうだったのか。西岡氏によれば、あれは暴落ではなく「価格調整」の範疇に過ぎないという。














