「昨今のように児童を対象にするケースはごく稀でした」

この報告の中で特に驚くのは「令和4年8月22日及び別の日、ホテルにおいて、勤務校生徒の保護者と性行為を行った。」というものだ。

こちらも澤田被告と同じ今年3月23日に懲戒免職になっている。

「2025年8月25日に地区の教育委員会の職員が、匿名で事故者(懲戒免職処分が下った教員のこと)と保護者との不適切な関係について連絡を受け、発覚しました」(東京都教育長人事部職員課担当者)

都内の中学校に勤める50代後半の男性教頭によれば、時代と共に教師が起こす性的な服務事故の傾向の変化を感じるという。

写真はイメージです(PhotoAC)
写真はイメージです(PhotoAC)

「この事故も決してあってはならないことですが、私らが20、30代くらいの頃は、まさにこのような保護者と教諭や教諭同士の関係が発覚するほうが多かった印象です。大きな声では言えませんが、教諭同士の不倫も少なからずありました。

昨今のように児童を対象にするケースはごく稀だったように思います。そういう意味で犯罪のタイプが変わったのだと思います」

東京都教育長人事部職員課では「(服務事故報告の文書は)東京都教育委員会のホームページに1年間掲載していますが、掲載終了後はデータごと破棄している」とのことだった。

だが、データは消えても被害を受けた児童生徒らの傷は消えることはない。今後、服務事故報告のない年が来ることを願うばかりだ。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班