「全国の教師そのものの信頼を下げた罪も重いと思います」

澤田被告の処分報告を受けて、都内小学校の男性教諭はなんとも言えない表情でこう言った。

「そういう性癖な人は教師をやってはダメですよね。たぶん趣味と実益を満たす感覚でやっているのだと思いますが、手を出すだけでなく全国の教師そのものの信頼を下げた罪も重いと思います。

事件のニュースを見るたびに気が滅入りますが、私はとにかく目の前の生徒や親御さんに精一杯の誠意を尽くすのみです。そのように日頃から児童に真面目に接していると『先生ありがとう!』って児童が言ってくれるんですよね。その言葉を聞くためにこの仕事をやっていると改めて感じています。それが一番の励ましです」

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
写真はイメージです(写真/PhotoAC)

このように真摯に教務を全うする教諭は心から応援したいが、前出の「教職員の服務事故について」の文書を見ると、澤田被告以外にも教諭が盗撮や女子生徒への性加害などで停職や懲戒免職処分などを受けていることがわかる。

なかでも悪質なのは「16歳未満の4名に対して性的姿態を撮影し児童ポルノを製造した」教諭や「駅構内で女性のスカート内を撮影した」教諭、さらには「生徒に対しキスをしたり体に触れた」教諭までいる。

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
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こういった男性教諭による「盗撮」「性加害」などの服務事故の件数は過去に比べて増えているのか。

「私自身は2023年から人事部に在籍していますが、過去3年の男女問わずの盗撮痴漢性加害やそれ以外を含めた懲戒免職全体の件数は減少傾向にあります。

23年度は24件、24年度は20件、25年度18件ですから(2026年は澤田被告の件や性加害以外なども含めると19件)」(東京都教育長人事部職員課担当者)