働かずにリターンを得る

では、3つの方法について、簡単に説明しておきましょう。

「事業主」は先ほど述べた資本家そのもので、パン屋にあたります。資本金、原材料、労働力、設備など「商品を作って売る手段」をもっていて、投資や生産の決定権があります。

「株主」はパン屋の株を買う、つまり出資することで、資本金の一部を提供し、株主として経営に参加して意思決定に関わる権利や、利益の一部を得る権利を得ることができます。たとえわずかな株しか持っていなくても、それで資本家の仲間入りができるのです。

「不動産オーナー」は、店舗や設備という「自分の資産」をパン屋に提供することで、賃料という利益を得ます。物件を買う・売る・貸す・リフォームするなど、資本の使い方について意思決定権があります。

ただ、ここで大きく伝えたいポイントがあります。

それは、株主も不動産オーナーも、「自分の時間も労働力も売らずにリターンを得ている」点です。

ここが資本家と、企業に雇われて働くワーカーとの大きな違いです。

不動産のオーナーになることも(写真/shutterstock)
不動産のオーナーになることも(写真/shutterstock)
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【目次】
Prologue
第1章 お金の「感覚」や「考え方」を育てる
第2章 「自分に投資」するお金の「使い方」
第3章 資本主義のルールを知って「稼ぐ」
第4章 グローバル時代にお金を「増やす」ために大切なこと
Epilogue

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