大山悠輔ドラフト会場に響いた驚きの声

――その通りです。調査では、女性ファンに「好きな選手」についても聞いたのですが、「優しそうだから」「盛り上げ役だから」など、成績以上に“キャラ”に共感する女性が大勢いました。あるファン心理の研究(※1)によると、ファンに共感を得るポイント(変数)の一つは、「親近感」。キャラの打ち出しは大切です。(※1:今井有里紗氏ほか(2010)「ファン心理と心理的健康に関する検討」)

牛窪さんが“沼って(ハマって)”いる推しは、森下翔太選手ですよね。やはり、あのお祭り男っぽい明るいキャラに惹かれて?

新刊『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう マーケッターが気づいた「効果と法則」』の刊行が話題の牛窪恵さん(写真/本人提供)
新刊『「幸福感」に満たされたいなら阪神ファンを知りましょう マーケッターが気づいた「効果と法則」』の刊行が話題の牛窪恵さん(写真/本人提供)

――明るさや、ここ一番の「勝負強さ」なども森下選手の魅力ですが、天然キャラで「野球バカ」っぽいところも好きなんです。2023年、あるテレビの優勝特番でお会いした平田勝男二軍監督(当時ヘッドコーチ)にも、「森下は素直で裏表がない、いい意味で、おバカないい子だよ」とお墨付きをいただきました(笑)

新幹線でも偶然、森下選手にお会いになったんですよね?

――はい、バンテリンドームで、中日ドラゴンズとの試合を観た帰りに偶然、森下くんと同じ車両になって。もう、ドキドキしすぎて心臓が止まるかと。少しだけ喋ったのですが、緊張しすぎて内容はほとんど覚えていません。「推し」といえば、さばかんさんは、大山悠輔選手推しですよね。

中学生ぐらいまでは、特定の選手を強く推すという感じではなく“箱推し”でした。それが16歳のとき、大山選手がドラフト会議で阪神タイガースから1位で指名された際、会場で「えー?」と指名を疑問視する驚きの声が上がったんです。あのときからですね。

――あれは酷かったですよね。大山選手は、あのときの屈辱を糧にして「奮起した」とも言われています。

大山選手は、大学時代にも日本代表のメンバーに選ばれていて、僕もドラフト前から活躍を知っていました。なので、驚きの声に「ひどい」「可哀そう」と思うとともに、「みてろよ」「(大山選手の実力は)こんなもんじゃないぞ」って。そこからユニフォームを買ったり、グッズを集めたりして、のめり込んでいったんです。

――熱いですねー。今回のTORACOへの調査でも、大山選手は人気ランキングの上位でした。さばかんさんから見て、大山選手の魅力は、ズバリ!

真面目さです。また、ドラフトで指名してくれた金本知憲監督との師弟関係、そこから厳しいウエイトトレーニングをこなして、体もどんどん大きくなっていきました。福留孝介選手とクリーンアップを打っていた頃から、年々パワーアップしていく大山選手の姿を見るのが楽しかったです。

ところで牛窪さんは、毎年どれぐらい、球場で観戦してらっしゃるんですか?