51歳にして初めての彼女「恋愛は不潔なものと思っていたけど…」
メッセージのやり取りを重ねるうちに、共通点が多いことが分かり、話が盛り上がるまま、初めてのデートにこぎつけた。デートは月に1、2回、もだねらさんがマイカーで彼女の住む富山県まで通いつづけ、自然な流れで交際に発展した。
51歳にして人生で初めての彼女。現在、交際6年目に入り、穏やかな関係が続いているものの、未だ結婚には至っていない。
「彼女は90歳の両親と同居中で、僕の両親はすでに他界しているので、仕事の転機もあって5年前に僕が富山へ移住しました。ただ、彼女と2人で暮らすなら問題ないけど、90代のご両親と一緒に住むとなると、お互いにストレスになるんじゃないかと不安で…」
結婚の決断ができず、煮え切らないもだねらさんに痺れを切らし、2年前に一度破局。しかし、共通の趣味であるアーティストのライブチケットをきっかけに2人は再会し、復縁を果たした。今は“結婚という形に縛られないパートナーシップ”を選んでいる。
そもそも、なぜこれまで恋愛や結婚に距離があったのか。そのことを問うと、もだねらさんはこう語った。
「両親の影響が大きいですね。両親がお互い口も聞かないような不仲な家庭環境で育ったので、結婚にいいイメージがなかった。恋愛自体もどこか不純で不潔なものというイメージが拭えなかったし、女性と交際することにも抵抗がありました。交際のチャンスがくるたびに、自分でその関係を切りたくなってしまうんです」
それでも今、パートナーを得たことで心境は大きく変わった。
「これまでは街中で仲の良さそうなカップルを見るたびに『羨ましい』『悔しい』っていう嫉妬のような気持ちがありましたが、今はそんな感情も落ち着きました。むしろ好きな人がそばにいる安心感って、こんなに大きいんだって知りました。婚活する前は『このまま独りで死ぬのはイヤだ』と思っていたんですが、今は老後が楽しみです」
最後に、同じように恋愛や結婚に抵抗を感じている人へ、こう語ってくれた。
「思い切って婚活してよかったと思います。僕の場合は、婚活アドバイザーにも恵まれて、服装も変えて、話を聞いてもらったことで、自分がなぜ恋愛や結婚に抵抗感があったかの自己理解にも繋がった。運やタイミングもあると思いますが、動かなかったら何も始まらない。僕みたいな人間でも動くことで人生は変わっていくんだということを伝えていきたいですね」
一歩踏み出すことで人生は変わる。そこに年齢は関係ないことをもだねらさんが教えてくれた気がした。
取材・文/集英社オンライン編集部













