厳正な対処をすると名古屋市教委
名古屋市教委によると、「校長の聞き取りによれば『森山容疑者は積極的に仕事に取組み、悪い印象は一切なかったので驚いている』とお聞きしています」という。
一方で、森山容疑者が起こした事件の余波は大きい。名古屋市教委の主席管理理事が話す。
「いま、学校内での教師によるデジタル機器の扱いについて、見直しを早急に行なっています。2015年度に外部記録媒体の扱いということについて、その旨の通知を各学校にしました。けれども、2015年での内容は古いということもあり、今はこれだけスマートフォンが全盛の時代なので時代に即していない。そして、今回の事件を受けて、7月中にあらためて、今の時代に合った内容を決めて各学校へ通知を行い、急いで改善します」
名古屋市教育委員会にはこれまで100件以上の苦情の電話がきているという。
「保護者からの問い合わせもあり、全国のいろんな方からのお叱りとかご指摘、ご意見とかもいただいております。真摯(しんし)に受け止めて対応してまいりたいです」
そして、「森山についてはまだ、何も事情を聞くことはできていません。できるだけ早く聞き取りを行い、厳正な処分を行います」と断言した。
森山容疑者は現在、県警の取調べで容疑を認めているという。捜査関係者は「事件が大きな話題を呼び警察庁からの“圧”が強い、残る教員を捕まえないと県警のメンツがつぶれる。解析班もフル動員して捜査にあたっているが、とんでもない事件を起こしてくれた」と記者らに日々、疲れた顔で漏らしているという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班