トラブル続出の海外生活「通っていた学校が潰れて……」

ーー初めての海外生活ということで、トラブルもいろいろあったとか。

そうですね、特に家探しは本当に大変でした……。シドニーで最初に住む家を探していたときは、英語がほとんど話せなかったので、内見に行っても会話がうまくできなくて。家主からすると「この人、大丈夫かな?」って不安になりますよね(笑)。案の定、何度も断られました。

ーーシドニーでは何件くらい内見されたんですか?

実際に内見まで行けたのは4~5件くらいかな。それより前の段階でつまずくことが多くて。アプリでオーナーとメッセージをやりとりするんですが、私の文章が変だったのか、そこで返信がこなくなることがほとんどでした。50件以上は送ったと思います。

ようやく内見に行けても、オーナーはその場では「YEAH!」みたいにノリがいいんですけど、あとからメッセージで「他の人に決めました」ってあっさり(笑)。もう本当に家探しはめちゃくちゃ苦労しましたね。

あと同じように、仕事探しも本当に大変でした。

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ーーシドニーでもメルボルンでも、飲食店でアルバイトされていたんですよね。

シドニーでは日本食レストランとアイスクリーム屋さんで働きました。そこは友人や地元の方に紹介してもらったこともあって、スムーズに仕事を始めることができたんですよ。でもメルボルンでは、応募からすべて自分でやってみようと思って。履歴書のようなものを直接お店に持って行って、とにかく配りまくりました。

向こうでは、まず試しに働いてみて良ければ採用、という流れが一般的なんですけど、実際には全然受からなくて…。オンラインも含めると、100件くらい応募したと思います。でも、マジで受からない(笑)。英語にも慣れてきていたので、「いけるっしょ」と思っていた分、めちゃくちゃ凹みました。正直部屋探しよりも辛かったですね。

ーーメルボルンでは通っていた語学学校が突然閉校してしまったとか。

本当にびっくりしました。もともと「経営難で閉校するかもしれない」という噂は、うっすら流れていたんです。でも、先生方が教室に来て、「変な噂が出ているけど、本当に大丈夫だからね」と声をかけてくれていて。閉校の前日にも、そんなやりとりがあったんです。

それなのに、あっさり閉校。あとで聞いた話では、先生たちもまったく知らなかったみたいです。私はそのあと近隣の別の学校に移してもらえたのですが、友だちもできて、仲の良いクラスだったので…超ショックでしたね。そこで働いていた先生たちは職場を無くしたため強制帰国だったそうです。