ミスコン、女子アナ、外資系企業勤務と華やかな経歴

高橋茉莉さんといえば、公職選挙法違反の罪で有罪となった柿沢未途被告の辞職に伴う衆議院・東京15区の補選に、国民民主党公認の新人として立候補する予定だった。

慶應義塾大学在学中にミス慶應、ミス日本に出場。卒業後はアナウンサーとして3年活動したあと、外資系ITコンサルティング会社に3年勤務するなど、華やかな経歴が目立つ。

当時の高橋さんのSNSを見ると、白いドレスを身にまとった高橋さんが高級ブランデーを抱えている写真や、大量のシャンパンに囲まれた姿、プラダなどのハイブランドの服をモデル風に着こなす姿が確認できる。「港区女子として西麻布や六本木でもキラキラと輝いていた」と当時を知る友人は語る。

慶応のミスコンに出場した頃の高橋さん(本人SNSより)
慶応のミスコンに出場した頃の高橋さん(本人SNSより)
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そんな高橋さんは、2024年2月に国民民主党の公認候補として選挙に出馬することになった。

だが、そのあとは、XなどSNS上で「高橋さんが生活保護を受給しながらラウンジ勤務をしていた」とバッシングを受け、不正受給にあたる可能性があると指摘する声がネットを中心に広がっていった。そして、高橋さんの出馬には暗雲が立ち込めることとなった。

「国民民主党から、『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることに致しました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです」と自身のSNSで述べていた。

だが、国民民主党側は「ラウンジ勤務の過去が公認取り消しの理由ではない」と、高橋氏の主張を真っ向から否定。ある国民民主党関係者は「党としては看過できない過去の法令違反が浮上したため公認を取り消した次第です」と話す。

玉木代表と握手するも…(本人SNSより)
玉木代表と握手するも…(本人SNSより)

 一連の騒動を経て、高橋さんは4月、自身のInstagramで次のように反論していた。

〈生活保護を受給していたことについては、私自身が生活保護の受給主体となっていたわけではなく、私が中学生であった当時、私の家族が生活保護を受給していた過去があります。私自身は、生活保護を受給したことはございません>