「熱闘!!コンサート野球の巻」(ジャンプ・コミックス第115巻収録)
今回は、東京ドームで開催される警察と暴走族による野球の試合をお届けする。
大型スポーツ施設は、多くの観客を収容できるため、スポーツだけでなくコンサートにも利用されることが多い。
西武ドーム、東京ドーム、横浜スタジアムなど、関東圏の野球場はいずれも数々のコンサートを開催してきた。また、日本武道館は古くからミュージシャンたちにとって憧れの会場となっていた。
本作の舞台である東京ドームの前身である後楽園ホールは、1978年にキャンディーズが、1981年にピンク・レディーとアリスが解散コンサートを開いた場所であり、最も知られた球場コンサート会場だった。その後、1988年にオープンした東京ドームでは、1990年に初来日したローリング・ストーンズの使用によって、一挙に世間の注目を集めた。
ちなみに、日本武道館も東京ドームも、音楽用施設としての評判は今ひとつだ。日本武道館は1964年に音響を考慮せずに設計された古い施設だし、東京ドームはドーム型の音の反射・取り込みが大きいので、やむを得ないところではある。
なお、両さんは東京ドームがまだ後楽園球場だった頃、観客席をひとりで買い切ってプロ野球の試合を観戦したことがある。高名な画家の遺産200億円を受け継ぐことになり、無駄づかいの限りを尽くしたのだ。
それでは次のページから、警察VS暴走族による大混戦の行く末をお楽しみください!!