ポピュラー・ミュージック(大衆音楽)の変遷
昭和元年と昭和64年は、ともに7日間しかなかった。したがって昭和という時代は、昭和2年から昭和63年まで、西暦にすれば1927年から1988年までの約62年間であった。
それを半分に割ると、前半が1927年から1957年まで、後半が1958年から1988年までの31年間となる。
それぞれの31年をポピュラー・ミュージック(大衆音楽)という視点から見ていくと、戦前から戦後復興にかけての前半の昭和は、「流行歌」の時代といえる。
そして、高度成長期からバブルが弾けるまでの後半の昭和は、ロックやフォークの影響を受けるなかで、「歌謡曲」が全盛を迎える時代となった。