春のパンまつりはフランスの村を救う春祭?

山崎製パン株式会社が1981年から開催している「ヤマザキ春のパンまつり」。対象商品を買ってシールを集めると、上質な白いお皿がもらえるというキャンペーンで、毎年高い人気を誇っている。

そもそも、パンのイベントで白いお皿をプレゼントしようと考えた経緯はなんだったのか。

「1981年の第1回目の『春のパンまつり』キャンペーンを実施するにあたり、パンを食べる朝の食卓をイメージして、パン食文化の本場であるフランスのデュラン社製(現在はアルク社)の真っ白なお皿を採用しました」(春のパンまつり担当者、以下同)

現在、キャンペーンの対象商品は約500品ほどにまで広がっているパンまつりだが、当時は「食パン」のみだったそう(山崎製パンHPより)
現在、キャンペーンの対象商品は約500品ほどにまで広がっているパンまつりだが、当時は「食パン」のみだったそう(山崎製パンHPより)
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この白いお皿は清潔感とスマートさにあふれた、おしゃれなお皿として人気を博しており、以後継続して景品としているという。春のパンまつりが始まって45年経った現在も春のパンまつりは、白いお皿がもらえるキャンペーンとして定着しているそうだ。

今年で45周年となる「春のパンまつり」だが、この白いお皿に関して、インターネット上ではさまざまな噂が飛び交っている。

例えば「白いお皿を作るフランスの街では『日本の奇祭がフランスの村を救う』と喜ばれている」というのも。その真相は?

「例年の白いお皿のプレゼント枚数は、平均1,200万枚です。なので、雇用に多少貢献することはあるかもしれませんが、村を救うほどではないと実感しています」