「ちんこ団子の名前の由来には諸説あります」

11月12日にXでトレンド入りを果たした薩摩川内市の銘菓「さつませんだい名物 ちんこ団子」。多くの人が「郷土銘菓にまさかこんな名前をつけるなんて」と思ったことだろう。

ちんこ団子
ちんこ団子
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Xでは、

「ん??ちんこ団子にしか読めないのだけど あれ汚れてるの私…、、、?」
「心が汚れてるせいか ちんこ団子にしか読めない orz」
「名物バズってて嬉し〜」

など、リポストとともにさまざまな声が多数あがっている。

「道の駅樋脇 遊湯館」で販売される「ちんこ団子」(薩摩川内観光物産ガイドホームページより)
「道の駅樋脇 遊湯館」で販売される「ちんこ団子」(薩摩川内観光物産ガイドホームページより)

集英社オンラインが薩摩川内市観光物産協会に取材をしたところ、「ちんこ団子」という読みは誤りではないことがわかった。なぜ郷土銘菓にこのような名前を付けたのか? クレームなどは来ないのか? 率直な質問を投げかけてみた。

―昨日から「ちんこ団子」がネットでめちゃくちゃ盛り上がってますね。

「ありがとうございます」

―団子はなぜこのような名前なのでしょうか?

「“ちんこ団子”というのはもともと薩摩川内市の郷土菓子でして、名前の由来が諸説あります。まず、小さい団子を方言で“ちんこい団子”で“ちんこ団子” と言う、という説がひとつ。もう一つは、団子の原材料にシンジョウコ(上新粉)という米の粉を使っているんですね。それで“しんこ団子”と呼ぶようになったことから今の呼び名になった、という説もありますね」

―なるほど。パッケージに掲載されている犬は何なんでしょうか?

 「こちらは薩摩川内の“ゆるキャラ”で、名前が『西郷つん』といいます。東京・上野駅近くなどにある西郷隆盛の銅像は犬を連れていると思うんですけど、あの犬の名前が“つん”というんですよ。その“つん”の出身が薩摩川内なんです」

薩摩川内市公認キャラクターの西郷つん(薩摩川内観光物産ガイドホームページより)
薩摩川内市公認キャラクターの西郷つん(薩摩川内観光物産ガイドホームページより)

―「ちんこ団子」はいつから発売されているのでしょうか?

「明治時代とか、本当に昔からあるお菓子なので、私もわかりません。お菓子として本格的に売り出したのは6~7年前くらいからだと思います」