“サンタバレ”の原因はスマホ、友達、上級生、兄弟
では、情報化が進む現代において、各家庭での「サンタクロース事情」はどうなっているのだろうか? 都内の公園でママたちに聞いてみた。
5歳の息子がいる40代・サービス業の女性はこのように話した。
「うちの息子はもうすでにサンタは親だと気づいていますよ。多分、スマホでそういう動画か何かを見て知ったんだと思います。まあ、遅かれ早かれ分かることなんで、無理に隠したり、嘘をついたりする必要もないと思いますけどね」
また、30代専業主婦の女性もこう語る。
「娘は小1で気づいていました。何で知ったかは聞きませんでしたが、スマホで調べればすぐに分かることだし、娘の周りの子もみんなそれくらいの年齢で気づいていますよ。この時代に『サンタはいる』と嘘をつくことは逆に教育上良くないと思います」
今回、スマホの影響で“サンタバレ”したと話すママたちが多かった一方で、「友達や上級生、兄弟によってバラされた」と話すママたちもやっぱり多かった。
「小学3年生の息子は学校で上級生から『サンタはいないよ。親がやってるんだよ』と教えられたそうです。それ以来、息子は家でサンタについてあまり話さなくなりましたね。まだ小学1年生の妹がいるから、妹の夢を壊したくないのかもしれません」(40代女性・パート)
「娘は今、小学5年生なんですけど、2年生くらいでおそらく気づいたと思います。多分、学校でお友達に言われたんだろうなぁ。でも、プレゼントがほしいからか、今でも気づいてないフリをしていますよ(笑)」(40代女性・自営業)
しかし、一方で40代専業主婦の女性はこのように話した。
「うちの息子は中学2年生ですが、いまだにサンタさんを信じていますよ。毎年、この時期になると、『サンタさんに何頼もうかなぁ~』とすごく真剣に考えているので、おそらくプレゼントをもらうための演技ではなく、本当に信じているのだと思います。子どもの夢を壊したくないので、私からは真実を言いませんが、学校で友達にからかわれないか心配です」
サンタを信じようと信じまいと、あまり気にせず、子どもの成長を見守るとしよう。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班