おむつ替えや着替えに抵抗も

母親のAさんは、娘が保育園に通っているとき、男性保育士が何人かいたと振り返る。ちょうどその頃、男性保育士によるわいせつ事件が報道され、おむつ替えや着替えの際に、男性保育士が担当するのに抵抗があった。

保育園からは「女性保育士も含む複数で見ているので」と言われた記憶がある。一方で、背が高く若い男性保育士は、幼児たちに人気があった。男児の多いにぎやかなクラスは、男性の保育士が担任になって、うまくまとめていた。

(写真はイメージです)
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「おむつ替えや着替えは、なるべく女性の保育士に担当してほしかったです。でも先生たちも忙しいので、ほかの先生の目があれば仕方ないかなと思います。ただ、自宅でのシッターは絶対に女性がいいです。男性シッターで保育士の資格を持っていても、わいせつ事件が相次ぎましたよね。密室で1対1にさせるのは避けたいです」

一方、3児の母親であるBさんは、「男性保育士は遊びがアクロバティック」とその良さを挙げる。でも、男性だからというより、個人によってタイプが違うと感じる。

「女性的な男性保育士もいるし、暗めな人もいる。我が家が当たった男性保育士には、悪そうな人はいなかったけど、少し変わった人が多かったかな。あと、同年齢の女性保育士と比べると、精神的に幼いなと思いました」と話す。

一方、5歳児の娘を持つ父親のCさんはこう語った。

「男性保育士は絶対に必要です。2年前に保育園に泥棒が入ったんですが、犯人をその場で取り押さえてくれたのは男性の保育士でした。ウチの保育園は運動会やイベントの準備は男性の先生が積極的にやってくれますし、発表会の太鼓指導や山登りも男性の先生がいないと回りません」