ウォーレン・バフェット、マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク…世界の超一流たちが絶対に欠かさない習慣第1位はアレだった
投資の神様、ウォーレン・バフェットにメタ社のマーク・ザッカーバーグ、テスラ社のイーロン・マスクといった世界の超一流が絶対に欠かさない習慣とは何か。
ビジネスパーソンなら気になるその習慣の秘密を、書籍『世界の一流は「休日」に何をしているのか』より一部抜粋・再構成してお伝えする。
世界の一流は「休日」に何をしているのか #4
日本のビジネスパーソンはどんな読書をしているのか?
弊社が日本企業で著しい成果を出している一流ビジネスパーソン962人に調査したところ、彼らは1年間で平均43・2冊の読書をしていることがわかりました。
これに対して、成果が平凡な社員の年間読書量は平均2・4冊ですから、一流社員は一般社員の18倍も読書をしていることになります。
この違いは、そのまま知識欲や好奇心、情報量の違いとなるため、この数字の差が仕事の成果にリアルに表れていると考えることができます。
日本の一流ビジネスパーソンは、多忙な毎日を送っているため、平日に読書をする時間的な余裕はありませんが、一般社員と比べて有給休暇の消化率が高いこともあり、有給休暇や夏季休暇、年末年始の休みなどに集中して読書をする傾向が見られます。
彼らが読んでいるのは、仕事と関係のあるビジネス書が中心ですが、最近の追跡調査によって、その読書傾向には「5対2の法則」があることがわかっています。
彼らは平均すると1週間に1冊くらいのペースで読書をしていますが、多くが一度に平均7冊をまとめ買いしており、その内訳が話題のビジネス書5冊に対して、小説や図鑑など自分が興味のある本が2冊となっているのです。
日本企業の仕事ができるビジネスパーソンは、「5対2の法則」の割合で読書をすることで、自己効力感を高めていると考えることができます。
写真/shutterstock
2024/11/1
1,738円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4295410300
世界の一流が休日に必ずすること、絶対しないこと
年収が上がる「週末2日間」の過ごし方
日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。
一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。
彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。
世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。
【本書の構成】
第1章 日本人は、なぜ疲れていても休めないのか?
第2章 ここが違う!「世界」の休日と「日本」の休日
第3章 世界の一流は休日に「自己効力感」を高める
第4章 「土曜」と「日曜」を戦略的に使い分ける
第5章 休日に「1日7分」の新習慣