転職で年収1000万円、モテるように

「マッチングアプリでは職業の選択肢に『外資コンサル』はあっても『国内コンサル』がなくて。外資コンサルで設定しているので、詐称ですね(笑)。

僕のような人は他にもいて、広告代理店で働いている友人も、選択肢にないから『その他』にしたと言っていました」

こう笑いながら話す男性は、H.H さん(29歳)。大手日系コンサルティングファームで働き、年収は1000万円を超える。国税庁の同調査によると2022年の日本全体の平均年収は458万円、25~29歳の平均年収は389万円なので(※)、どちらも平均を大きく上回る。

H.H さん。高校時代はバスケ部に所属し、都内の強豪校だった 写真提供/H.H さん(以下同)
H.H さん。高校時代はバスケ部に所属し、都内の強豪校だった 写真提供/H.H さん(以下同)
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高年収、高身長、イケメン、コミュニケーション能力が高い……典型的な「ハイスペ男子」であるH.H さんは、2年前まで機械メーカーのSEとして働いていたという。

「転職したら、一気にマッチングアプリで『いいね』の数が増えました。年収も250万円上がったので、職業だけでなく年収の見栄えがよくなったことも大きいのかも」

ボディメイクの大会への出場経験もあるというH.H さん
ボディメイクの大会への出場経験もあるというH.H さん

他にも女友達から『会社の人を連れてきてよ』と言われるようになり、合コンの数も増えたそうだ。

「僕より前に入社した同僚は、ほとんどみんな彼女がいます。30歳になる前には半分くらい結婚しているんじゃないかな。だから合コンには、すでに彼女がいる男性を連れて行くことも……。合コンで付き合うことになったという話は、今まで聞いたことがありませんね」

引く手あまたな様子がうかがえるH.H さん。さぞかし女性には困らないであろうと思いきや、ハイスペ男子ならではの悩みもあるのだとか……。