蒼井そら、コタツ記事に物申す!

 一方で蒼井さんは、「ブログやSNSの発信内容を切り取った“コタツ記事”で炎上したり、その炎上が燃料となって、一段と荒れてしまったりするケースが多い」とやや憤る。

「最近、事務所を退所された若槻千夏さんのことを『第2のフワちゃんか』みたいに書いた記事が話題になりましたよね。その記事では、所属した20年間でマネージャーが30人以上替わっていることを引き合いに出していましたが、事務所に長く所属してれば、そのくらい替わるものですよ。新人マネージャーを仕事に慣れさせるために事務所側が勝手に替えるケースもありますしね。

コタツ記事を書く記者さんには、タレントの印象を意図的に悪くするような勝手な推測や表現がないか、もう少し考えながら書いてほしいなと思います……」

インタビューに応じる蒼井さん
インタビューに応じる蒼井さん

 また、自身がセクシー女優時代に受けた誹謗中傷についても聞いた。

「もうデビュー直後から、その洗礼を受けていましたよ(笑)。当時は誹謗中傷といえば『2ちゃんねる』でしたが、やめればいいのに、どうしてもエゴサーチしちゃうんですよね。そこでは、『パケ写詐欺』とか『3割減』とか本当に言いたい放題で、何度泣かされたことか。

そうした誹謗中傷には何年経っても慣れることはなく、『劣化した。ババアに用なし』とか『金をもらえば誰とでも寝た過去が消えると思うな』などさんざんな言葉を受け取るたびに、傷ついていました」

そういった心ない言葉の数々も、現在では捉え方が変わってきたという。

「以前は、誹謗中傷でさんざん傷ついたあとは、よりいっそう『なめられないようにしなきゃ』とか『負けてられない!』と奮い立たせられたものでした。でも、今ではエゴサーチもしなくなりましたし、仮にそうしたコメントを見たとしても、『そういうことを言いたい心境なんだな』と受け流せるようになりましたね。まさに“悟りの域”とでも言いますか(笑)」