今回のインタビューの現場には“三上悠亜になる前”の「SKE」所属時代、鬼頭桃菜だった頃に元NEWSの手越祐也との関係をスクープした、元文春記者で現在は集英社オンラインニュース班のデスクである鈴木ひろあきが立ち会った。
「直撃取材を受けた時、キモいって言っちゃってごめんなさい」という三上さんに対し、「張り込みや直撃で怖い思いをさせてすいません」というデスクの謝罪合戦から始まり、当時から今に至るまでのインタビューが始まった。
SKE卒業前から来ていたセクシー女優のオファー
――あの時、桃菜さんに限らず、SKEの子たちって裏でいろんな人と付き合ってましたよね、詳しくは書けませんけど。
桃菜じゃなくて三上です(笑)。その辺り本当にわからないんですよ。私はけっこうペチャクチャ喋っちゃってたんですけど、SKEってけっこう“恋愛禁止”をみんな守ってたから。慎ましく隠していたんだと思います、わからないけど。
――卒業公演はしたんでしたっけ?
させていただきました。でも本来、卒業の時って好きな衣装を着て好きな楽曲を歌って、というのを本人が決められるんです。でも私は文春報道の罰なのか、自分で決めさせてもらえなかった。
だからその時は「別になんでもいいし」「勝手に決めてどうぞ」って感じでちょっと拗ねてましたね。
――そういうムードに対して、メンバーたちの雰囲気はどんな感じだったのでしょう。
「かわいそう」って同情してくれる子が多かったですね。だから最後に歌った曲『仲間の歌』は感慨深いものがありました。運営に対しては少し拗ねてたけど、仲間には本当、感謝の気持ちでいっぱいで。
――SKEの公式コメントでは「自分のやりたいことをやって行こうかなと決断をして、卒業を決めました」と綴ってましたが、卒業前からセクシー女優へ転身は決めてたんですか?
確定とまではいかなかったですけど、話はしてました(笑)。
――どの程度、話を進められていたんですか?
「辞めるんだったら相談してよ」と声をかけて下さっていた方がいて、卒業前にその方が紹介してくれた事務所の社長に、この業界の話を聞きました。「何回か話をしてもいいし」と優しく対応いただいて、結局はきっちり決めないまま卒業公演を迎えました。
――その後、どのくらい悩んで決断を?
一年くらい? どうにかして芸能界にしがみつきたい思いがありました。セクシー女優からのリスタートなら、それができるんじゃないかと。
――なぜ芸能界にこだわったのでしょう。
私は高校入学と同時にアイドルを始めちゃったから、バイトもしたことないし勉強にいたっては中学の時に諦めちゃってたから。ずっと勉強が必要ない仕事に就くだろうと思ってたので、いまさら一般社会ではやっていけないと思ったからです。
――でも最初の撮影現場ではやはり緊張しましたよね。
もちろん緊張はしました。でも撮影現場の雰囲気はスタッフさんや環境も含めて最大限のケアがあり、メンタル的にはそこまで辛いってことはなく、ただただ「アイドルなのにこんな姿を見せちゃっていいのかな」という、恥ずかしさや後ろめたさがありました。