目先の数字には囚われず、自分が好きなことを

――三上さんのイベントでは半分くらいが女性なんですよね。なぜだと思いますか?

フォロワーでいうと男性の方が多いんですけど、イベントとかの比率では女性の方が多いですね。徐々に増えたって感じなんですよ。でも一番言えることはこの業界のメインターゲットである「男性ウケ」に流されないことですね。

私自身もアイドルヲタで女性そのものが好きだから“カワイイ”とか“キラキラ”だとかに敏感で、それを発信すると、私の趣味に似た子が私を好きになってくれてるって感じなのかなと。

――SNSではわりとエロを発信しないし、したとしても控えめというか絶妙な感じなのかなという気はしていました。

そうですね。自分の中でYouTubeは趣味で始めたんです。チャンネル登録者数や再生数に囚われず、自分が上げたいものを上げていこうって。エロを発信すれば再生数は伸びるかもだけど、それって自分のほしい再生数ではないし。目先の数字を追うだけじゃ意味がないなって思ってて。

「セクシー女優」の概念を変えた三上悠亜が女性から圧倒的な支持を受け続ける理由とは…「でもセクシー女優とアイドルを両立させられるとは履き違えないでほしい」_1
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――目先の記事のPV数に囚われまくっているこちらには耳が痛い言葉です(笑)。

まあ数字も大事なんですけどね(笑)。私はTwitterやYouTubeなど、SNS毎にターゲットを分けてるんですよ。Twitterは男性向けの写真を載せていこうとか。

でもYouTubeは女の子にも見てもらえるコンテンツにしたかったから、メイク道具とかファッション系とか、たまにはAV現場の裏側みたいなものを上げてみたり。

――女性ファンから言われて嬉しかったことはありますか?

イベントに来てくれた女の子が目の前で感動して泣いてくれるとかは嬉しいですよね。あとは私のスタイルブックを読んでナイトブラを着けるようになった子が、胸を寄せて着ける時にシコリが見つかって、検査に行ったら乳がんが発覚したって。

「悠亜ちゃんのこと好きになって本を読まなければ発見できなかったから感謝してる」ってDMをもらったんですよ。自分が誰かのためになってるのかなってリアルに感じられて嬉しかったですね。