「今後、評論家を続けるのは…正直、迷ってます」

毎年、12球団から山のように段ボールが送られてくるため、グッズ置き場の確保にもひと苦労…
毎年、12球団から山のように段ボールが送られてくるため、グッズ置き場の確保にもひと苦労…

――長谷川さん以外にもそんな猛者が存在するのですね⁉

確認できているだけで現役で10人くらいはいますよ。一応、僕より歴の長い人は今のところ確認できてませんが、近鉄や阪急、南海のファンクラブを知るトゥエルバーの方がいたら、名誉会長として崇め奉ろうと考えています。

――このたび20年間のトゥエルバーとしての活動をまとめた新刊を発売されましたが、この活動はいつまで続けられるのでしょうか?

20年続けてきて、もちろん今でも楽しいは楽しいのですが、グッズの置き場にも困っていますし、遠征に行く財力や体力を考えると、たまに「やめたら楽になるのにな…」なんてことを考えたりもするのですが、すでに来年度の入会受付がはじまった阪神、中日、日本ハム、ソフトバンクのファンクラブに早くも入会してしまいました(笑)。

――30周年記念本も楽しみにしてます!

新刊発売イベントでの長谷川氏
新刊発売イベントでの長谷川氏
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後編では長谷川さんが20年間で集めた激レアの“お宝特典グッズ”を紹介する

取材・文/武松佑季

プロ野球12球団ファンクラブ全部に20年間入会してみた!
長谷川 晶一
プロ野球12球団ファンクラブ全部に20年間入会してみた!
2024/7/26
2,200円(税込)
400ページ
ISBN: 978-4087901672

快挙か? 暴挙か? 太っ腹か? やせ我慢か?
2004年からプロ野球12球団すべてのファンクラブに入会。
そのまま全部に入り続けて、ついに20年を突破!

いったい何のために? 仕事は大丈夫なのか?
いくらブッ込んでいるんだ? 巻き込まれる家族の立場は?
周囲からの心配をものともせず我が道を貫き通し「12球団ファンクラブ評論家」の商標登録までする著者を見て、
同じように12球団ファンクラブ全部に入会を続ける「トゥエルバー」なるフォロワーたちも次々と登場した。

予期せず発生するアクシデントを記した「ファンクラブ事件簿」。
各球団が知恵を絞って製作した特製ユニフォームやノベルティグッズから厳選した「レジェンド級の名品・逸品」。
また、知恵を絞って製作したにもかかわらず、何でこうなってしまったのかと首を傾げずにいられない「奇天烈な珍品グッズ」も毎年どんどん増えていく……。

幻の「ライブドアフェニックス」グッズ
あの頃を思い出させる「コロナ対策」ノベルティ
ファンクラブグッズだけでの日常生活やコーディネート
独特のセンスが光る広島の歴代オリジナルユニフォーム
10万円以上を支払う「プレミアム会員」の価値……などなど
カラーを含む400ページに収録した写真・コラムがプロ野球12球団ファンクラブの変遷を雄弁に物語る。

全12球団×20年分すべての「ファンクラブ通信簿」で各球団のファンサービス充実度を忖度なしにガチ評価。
20年間の長きにわたり、膨大なエネルギーと年会費を投じ、時間と居住スペースを犠牲にして得たものとは何だったのか?
試合観戦とは違うプロ野球の楽しみ方がここにある!

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