「嫌われ」茂木氏、若手ホープ・小林氏は派閥の論理で推薦人集め?
一方、世論調査の「次の総理」ランキングでは順位が低いものの、「(候補者の名前が五十音順で並べられ)常に最後なので、圧倒的に不利な立場」と強がってみせた茂木敏充幹事長はここ最近、「トランプさんから『茂木はタフだ』と言われた」など、外交能力をアピールしている。
しかし、党内での“外交”能力はいまいちのようで、「パワハラ気質なので、派閥の中でも茂木氏を慕っている人は少ないし、派閥外の議員からの人望はさらにない。なんとか、自派閥、そして麻生太郎副総裁の支持を得て麻生派から推薦人をかき集めるしかないのでは」(自民党議員)
さらに、若手・中堅から擁立論が出ている小林鷹之前経済安保相についても、推薦人集めでは「派閥の論理」がはたらきそうだ。
「小林氏は二階派に所属し、熱心に二階俊博元幹事長の選挙のアドバイスを聞き、二階派幹部の顔も立ててきました。小林氏と同じ千葉県連に所属する二階氏最側近の林幹雄氏も小林氏を高く評価しているので、出馬の際には二階派の長老たちが推薦人を集めるでしょう」(全国紙政治部記者)