採用者が滞在を断念した“恐ろしい”理由とは…
まずそもそも、このアルバイト募集の目的はなんなのだろうか。
「暗夜では『幽霊屋敷に泊まろう』『いわくつきの物件に泊まろう』というイベントなどをやっているのですが、その開催前には必ず、現場の事前チェックをしています。その物件に泊まったら、どういうことが起きるのか、身体にどういう異変が起こるのか、何時ごろが特にヤバいのかなど…。そういうのを知るための事前チェックをするために、今回アルバイトを募集しました。
暗夜という団体は基本的に社員がいなくて、僕だけで運営しています。僕は霊的なものや未知のものに関心があって個人的に研究もしているのですが、致命的に怖がりでもありまして…(笑)。事前チェックが自分ではできないので、代わりにやってもらおうというわけです」(桐木さん、以下同)
暗夜の公式サイトを見ると、現在開催中のイベント「幽霊屋敷に泊まろう-茨城S邸編-」は、すでに10月末まで、平日・休日に関わらずほとんど満室の状態だ。
しかし、アルバイト募集の理由はわかったが、なぜ“格闘技経験者”という条件がついているのか。
「その部分は詳細な内容に関わることになってしまうので、ちょっと話すことができません…。採用者の方にだけお話するようになっています。業務内容については、Xに載せている範疇で判断していただければと思います」
それでは多くの人が気になっている、4月3日の〈昨夜、業務実施中に採用者が断念しました〉については、一体何が起こったのだろうか。業務内容に触れない程度で、少しだけ明かしてくれた。
「アルバイトの方が精神的に負荷がかかって、断念するかたちになりました。こちらが提案するのではなく、アルバイトの方が自ら、『もう無理です』とドロップアウトするようなかたちでしたね」
前任者が断念したことで、新たに募集がかかったこのアルバイトだが、桐木さんは、どのような基準で、採用する人を選んでいるのだろうか。
「メールとかで応募してきた方の自己PRなどを読ませていただいて、『あ、この人だ!』となった方に、ビデオ通話で面接をして、最終的に判断するかたちを取らせていただいております」
無事に今回の物件の事前チェックが終わり、東京都八王子市でのイベントが開催されることを願うばかりだ。
「暗夜-ANNYA-」公式サイト
https://r.goope.jp/annyaobake/
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取材・文/集英社オンライン編集部