集英社ゲームズのロゴは「角」と「炎」をイメージ
――森さんは集英社ゲームズのロゴについてツイートしていました。デザインの由来を聞かせてください。
山本 集英社ゲームズのロゴは、ユニコーンの角からイメージされています。ユニコーンは、オリジナルゲームコンテスト『GAME BBQ』を開催するときに「ユニコーンバリュー」という審査基準を先に登場した小島くんが発案し、その基準が僕らの指標になったことに起因しています。
僕らが求めるゲームは、ユニコーンみたいなものでありたいと考えています。まずは、ユニコーンの角のように尖ったアイデアが必須で、ゲームを作っていくうちにその角が小さくなってしまうことはあるとしても、鋭さは絶対に維持しなければいけません。また、ユニコーンのボディが貧弱なのものは、馬としての存在感がなくなってしまう。角のインパクトが目立つだけで、ゲームとして完成度が低い、つまらないものになります。
角が尖っていてボディが鍛えられた、バランスの取れたユニコーンがカッコいい、オリジナリティの高い面白いゲームだと僕らは考えています。
森 会社を立ち上げてロゴを作る際、僕らが一番大事にしていきたい事はなんだろうと真剣に話し合い、ゲームクリエイターの尖った才能であると結論づけました。尖った才能=角を社員全員が常に意識して、高い志を持ち続ける会社であろうという意図も込めて、角を意匠に取り込んでいます。
また、炎にも見えるようにデザインしてもらっています。これは、「集英社ゲームクリエイターズCAMP」がビジョンとして「火花を花火に」を掲げていたことに由来します。熱意を表す火花を僕らで盛り上げることで大きな炎に育てたいと思い、その意匠を込めたデザインにしています。
実はロゴデザインの話はどこにも話したことがないので、このインタビューが初めてですね。
――最後に、なにか告知があればお願いします。
森 6月26日にコナミデジタルエンタテインメントさんが主催するインディーゲーム展示会「Indie Games Connect 2022」が開かれ、『Captain Velvet Meteor: The Jump+ Dimensions』も展示されます。ご興味があればぜひ足をお運びください。
また、8月のBitSummitや9月の東京ゲームショウなどのゲームイベントにも積極的に参加していく予定です。そこでは新作や新しい取り組みをどんどん発表していくので期待してください!とくに東京ゲームショウのほうはニュースバリューのある、大きな発表になると思いますので、お楽しみに!