高校受験までたどり着ければあともう一息だが…

高校:580万円程度

ついに大学受験の最前線である高校にたどり着きました。ここまでくれば、あともう一息で受験のゴールが待っています。中学校から通っている鉄緑会の指導も、より一層熱を増してくるでしょう。

一流高校に入っているあなたのクラスメートは、そう見えないかもしれませんが、それでも「大学? まぁ東大かな」と答える程度には受験を意識しています。高校に入ってからはお互いに切磋琢磨しあって成績を伸ばしていくことを意識するのがいいかもしれません。

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高校生のイメージ 写真/Shutterstock.

塾の費用を見てみましょう。鉄緑会の費用も、河合塾と同じく、学年によって変動します。まず高校1年の場合。この時は、英語と数学の2科目を受講可能です。両方とも受講した場合の金額は、およそ月額35000円程度とのこと。年間で考えると42万円です。

高校2年生からは全11科目がA群とB群の2種類に分割され、それぞれから何科目を受講するかによって料金が異なってきます。ここでは、英語・数学・現代文・古典・日本史・世界史(東大文系の二次試験での入試科目)をすべて受講した場合を考えてみましょう。この場合、A群から2科目、B群から4科目なので、月額84000円ほどになるそうです。年間では84000円×12か月=1008000円。

高校3年生でも、全10科目がA群とB群にわけられ、どの授業をどれだけ選択したかによって値段が変動する仕組みのようです。仮に高2と同じく英語・数学・現代文・古典・日本史・世界史を受講した場合、A群から4科目、B群から2科目で月額約100000円。受験までの9か月間で90万円がかかる計算になります。もちろん、毎年夏期講習や春期講習が入ってくるので、ここでも毎年10万円を季節ごとの特別講習に出すと仮定します。

鉄緑会に通う費用だけで、42万+100万+90万+10万(特別講習費用)×3年=262万円がかかる計算になります。模試代や教材費などは一切考えていませんから、これに追加で出費があります。高校が私立であることも忘れてはいけません。やはり3年間で300万円がかかります。すると、合計金額は562万円にまで達します。