BBJのために年間50万円をかけるもその価値あり
最後は、Pillクリニック院長の宮本亜希子先生(40歳)。BBJの大会に去年だけで3回も出場した。
「参加費は、1回1万6500円(各地区予選大会上位3名が出場する日本大会は3万3000円)。それ以外にも大会出場時のメイクで2万円、50分2万2000円のウォーキングやポージングのレッスンに2~3回出て、パーソナルトレーナーには年間40万円ほどはらっているから、コストは年間50万円は軽くかかります。それでもみんなやりがい感じてると思います」
そのやりがいとは……?
「年齢的にも、何もしないとただ衰えていくだけだし、いつまでも元気に健康で“女子”を楽しめるのは最大のメリットです!
それに、舞台に立って“見られる”ことは最高の自分磨きだと思います」
実は当初はコンテスト出場を目指してトレーニングを始めたわけではなかったという宮本先生。
「30代の妊娠時に20キロも増量してしまったから、その体型を戻すというより、産前以上の体になりたくて始めました。結果、いい感じの体になったのでジムの方にコンテスト出場を打診されました。
じつはそのタイミングで大腸がんが発覚したのですが、手術の翌年に初コンテスト。ドクター部門に出場すれば、いろんな女医の友達も増えるし、いい刺激になります」
空前のフィットネスブーム、コンテストブームにベストボディ・ジャパン協会の木村昌嗣理事は言う。
「ベストボディ・ジャパンは今年で11年目。出場者の年齢層は20代から70代までと幅広く、多種多様な職業の方が参加しています。
還暦で筋トレを始めて『今が一番若い!』とおっしゃる方もいるほど。特に40代以上の参加者が年々増えていますね」
人生100年時代、女性の健康寿命は筋トレと大会出場が鍵を握ってるかも? ヤー!
取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班