「日本の無人島」を買った中国人
実際に、日本の土地を外国人が買ったことが話題になることも増えてきています。
2023年2月、中国人の女性が沖縄本島の北に位置する無人島「屋那覇島」を3年前に購入していたことを明かし、海岸で遊んだり、森の中を歩き回ったりする様子をSNSで公開しました。この女性は山東省出身の34歳で、彼女の家は不動産業と金融業を営んでいるそうです。中国メディアの取材に対し、親族の会社名義で島の5割程度の土地を購入したと説明しています。
女性は「美しい景色を共有するために投稿した」とのことですが、沖縄の離島という性質上、どうしても領土問題・安全保障問題を想起させます。彼女のSNSには、「中国の領土にできますね」「中国軍が行くには便利な場所ですか?」といったコメントもつきました。
そうした懸念を受けて、官房長官が記者会見で「法律には違反していない」としたうえで、「動向を注視する」と発言しました。
沖縄のような安全保障上の重要な地域でさえ、外国人が買えてしまうのですから、都内のタワーマンションなどはより簡単に購入できてしまうでしょう。