ソロで芽生えた気持ちと韓国での挑戦
――NMB48を卒業してからソロアーティストとしてデビューしたり、これまでになかった経験もあったと思いますが、成長を実感しますか。
大人数のグループを抜け出してソロになるにあたって、生まれ変わるぞという覚悟はあったんですよ。2作目の写真集タイトルも『REBORN』だったので。実際にソロになってみると、一つ一つの仕事にたくさんの人が携わっていて、毎日誰かに支えてもらってるんだとハッキリ分かりましたね。
でも、あまり自分が変わった感覚はないんですよ。今でもNMBのスタッフさんとかに会うと大人っぽくなったなとか、表現力も上がったなと言ってもらえることはあるんですけど、自分のなかで何かが変わったという感覚はあんまりないです。
――周囲への感謝以外に気づいたことは?
歌詞を自分で書くようになって、自分らしさってなんなんだろってすごく考えるようになりました。それから、自分はこれだって固定概念で決めずに、やったことがないことに挑戦していくのが成長になるのかなと思いました。――NMB48を卒業してからソロアーティストとしてデビューしたり、これまでになかった経験もあったと思いますが、成長を実感しますか。
――「QUEENDOM PUZZLE」(韓国のアイドルオーディション番組)出演もそのうちの一つですか?
そうです。お話しをいただいて、25歳になっても新しいことに挑戦させてもらえるってありがたいなと思って、すぐに受けさせてもらいました。プデュ(2018年に参加した韓国のオーディション番組『PRODUCE 48』)の時から、オーディション番組が大変なことは知ってたので一歩踏み出すのはすごく怖かったんです。でもやってみないと分からないし、新しい自分を見つけたいし成長したいし、それで挑戦を決めました。
――「PRODUCE 48」では最終回まで残ったものの脱落という結果でしたね。
あの期間は生きてきたなかで一番辛かったですね。NMB48で活動してきて、自信を持っていたのですが、PRODUCE48では投票で落ちれば終わり。周りの実力も高くてついていくので精一杯でしたし。
でもあの舞台があったからこそ、ステージの楽しさを実感してソロでアーティスト活動をしたいという気持ちも大きくなりましたし、最終的に得たものが本当に大きかったのでよかったなと思ってます。
――今回の「QUEENDOM PUZZLE」はその悔しさを晴らすべく、挑戦しているわけですね。
あのときの悔しさはいまもあるので、最終7人に残るのももちろんですし、またステージを通して新しい自分や武器で成長出来たらいいなって思います。
でも前のプデュは参加者が練習生やデビュー前の子だったんですけど、今回はすでに他のグループやソローとして活躍しているメンバーなので、レベルが高くてめちゃくちゃ大変なんですよ! 練習後の自主練が本当に大事です。
――大変そうですが、それでも充実した印象ですね。
前はAKB48の先輩やNMB48の後輩がいたし、プライドもあったけど、今はゼロから頑張ろうぜ!という感じで、プライドとかはどうでもいいんで、ただただ努力してイチからやってます。すごくやりがいがあって幸せです。こういう新しい挑戦が、目の前にポンって湧き出てくることに本当に恵まれているなと思いますね。
――楽しそうで何よりです。「QUEENDOM PUZZLE」での活躍を楽しみにしています。
ありがとうございます! 参加している女の子たちが全員かわいくて本当に楽しいです。全員好き、全員タイプ、超カワイイ! NMB48のときは練習中に後輩のお尻とか触ってけど、さすがに韓国ではびっくりさせちゃうのでできなくて……それ以外は大変でも楽しいので全力で頑張ります。
撮影/松木宏祐 取材・文/集英社オンライン編集部
写真集カット/東京祐