11年振りのグラビア挑戦
――写真集のお話の前に、昨年話題になった11年振りのグラビア復帰についてお話を聞かせてください。
2010年に『仮面ライダーオーズ/OOO』に出演していたんですけど、昨年「週プレ」さんで仮面ライダーヒロインの特集企画があったんです。そこでグラビアを提案していただいたのがきっかけでした。
――長年グラビアを離れていて、戸惑いはなかったんですか?
ずっとグラビア復帰したかったんですよ。11年前はまだ高校生で子供でしたから、大人になった姿を収めてもらいたいなって願望があって、ぜひ! と。実際撮影の現場でも最初は少し緊張したけど、はしゃぐくらい楽しかったです。
――かなり反響もあったそうですね。
そうなんです。予想していなかったので、すごく驚きました。お仕事で声をかけていただく機会も目に見えて増えました。私自身にも刺激になったし、表現力も培われたと思うので、本当によかったです。そんな流れもあって、今回の写真集も提案いただけたわけですし。
――今回の写真集では沖縄本島と渡嘉敷島、そして地元・福岡で撮影されましたが、これらの場所を選んだ理由はありますか?
沖縄は「渡嘉敷島の海が日本一美しい」とカメラマンさんから提案していただきました。私、水色がすごく好きなんですけど、渡嘉敷島の海は“ケラマブルー”と呼ばれていて。写真集に、海の青さと空の青さが広がる中で、青い水着を着た見開きのカットがあるんです。渡嘉敷の海で撮った美しい一枚で、ポスターにしたいくらい感激しました。
――福岡市内と久留米でも撮影されてますね。
写真集のテーマが「ありのまま」なんです。久留米は自分の地元なので、切り離せないなと。高良大社は成人式の日に振袖で行ったり、帰省した際も必ずお参りするし、筑後川も実家からすぐの場所で幼い頃に遊んでいた思い出の場所なんです。
――電車をバックにした写真がありますが、普段から乗っていた電車ですか?
西鉄電車ですね。高校通学で乗っていたんですけど、入学1ヶ月後に仮面ライダーが決まって上京しちゃったので、あまり乗ってはいないんです(笑)。でも見慣れた風景ですし、久留米を象徴するブルーなので、ここは絶対映えるなと思って提案しました。久留米での撮影では、神社も川も「ここどうですか」って写真を送って自分でアイディアを出していたんですよ。