同じメニューでも違う! 
食べる順番を変えるだけでやせる食事に

食事は「食べる順番」が大事。同じメニューでも、食べる順番によってやせる食事にもなるし、太る食事にもなります。例えば、お腹が空いたときはご飯などの炭水化物から手をつけたくなるものですが、最初にご飯を口にしてしまうと一気に血糖値が上がり、過剰に分泌されたインスリンの働きでみるみる脂肪が合成されてしまいます。では、何から食べるとやせる食事になるのでしょうか。 

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一番よいのは、肉や卵、魚などのたんぱく質が多い食品から食べ始めること。糖尿病だと、糖の吸収を妨げる食物繊維からとることを推奨しますが、その場合、お腹が膨れてたんぱく質を十分とれなくなったりします。たんぱく質は筋肉を維持するために必要な栄養素。不足すると筋肉量が減り、脂肪が燃焼しにくくなります。確実に必要量を摂取するため、最初に食べるほうが理想的です。また、満腹感も得やすいので、糖の摂取量を抑えることもできます。

次に食べるのが食物繊維を含む野菜や海藻、きのこなど。たんぱく質に続いて食物繊維を摂取することで、糖の吸収が緩やかになります。そして、最後に食べるのがご飯やパン、麺類などの糖質ですが、その前にひと呼吸おいてみそ汁やスープをとっておくとよいでしょう。水分でお腹が満たされて糖質のとり過ぎを防げます。とはいえ、糖質を全くとらないのもいけません。体のエネルギー源なので、少なめでも必ず食べるようにしましょう。