飲むだけで効果あり!
やせる飲み物は濃い緑茶だった
緑茶を飲んだときに感じる苦みや渋み。これはポリフェノールの一種である「カテキン」という成分です。この茶カテキンには様々な健康効果がありますが、その1つが「やせる」効果です。
茶カテキンには脂肪の燃焼を促す作用があります。最近の研究では、高濃度の茶カテキンを継続的に摂取すると、肝臓や筋肉における脂肪代謝が活発になり、脂肪の燃焼が促進されることがわかっています。また、糖の吸収を緩やかにする働きもあり、食後の血糖値の急激な上昇を抑える効果も。その結果、余分な脂肪が合成されるのを防ぎ、脂肪燃焼効果と併せて肥満防止に役立つのです。
茶カテキンには抗菌作用や抗炎症作用もあります。緑茶で口をゆすいだり、うがいをすることは歯周病やインフルエンザなどの感染症予防にもなり、口臭を防ぐ効果もあります。
茶カテキンのほかにも、緑茶にはビタミンCやβ - カロテンといった抗酸化ビタミンが豊富で、強い抗酸化作用により動脈硬化や認知症の予防効果も期待できます。さらに、緑茶に含まれるアミノ酸の一種であるテアニンは脳のα波を増加させるなど、リラックス効果があることで知られています。このように緑茶には様々な健康効果があります。市販品を選ぶ際は、健康成分が多く含まれた濃い緑茶を選ぶとよいでしょう。