なぜ人はがんになるのか?

日本においては、死ぬまでに2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんで死亡するといわれており、中高年になるとまわりの知人や同年代の芸能人ががんになったという話が少しずつ出てくることが多い。
人間の体内では、毎日新たな細胞が作られ、古い細胞は死滅し、この本を読んでいる今も現在進行形で新陳代謝を繰り返している。

そして細胞が分裂するときにはDNAを複製しているのだが、細胞も人間と同様にコピーに失敗することがある。
このような原理でがん細胞が誕生することがある。

こういったがん細胞に対して、体内では免疫細胞が監視していて、がん細胞を発見したら処分していく。しかし、加齢にともなってこの免疫細胞の力も衰えていく。これが中高年になってくるとがんになる人が現れだす大きな誘因だ。

がんになる人の4人にひとりは感染症が原因。ピロリ菌、肝炎ウイルス、性行為でうつるウイルスも_4