格闘技を通して楽しい人生に
――会員さんはどんな方が多いですか?
K太郎 30~40代ぐらいで、30代の人が一番多いですかね。もっと年配の方もいるので年齢問わず大丈夫ですし、1年やってきて細かい怪我はあっても大きな怪我はありません。
杉山 ここで仲良くなって一緒に家でRIZINを観たとか、THE MATCHを観て次の日それを2人でジムで真似したり、老若男女、とまではいかないですけど、年齢的にもあまり交わるはずのなかった人たちが仲良くなって冗談を言い合っていたりします。
そういうのを見ていると、私がこれまで経験したことに通じているなと思って本当に嬉しいです。
――1年が経ち、充実した感じが伝わってきましたが、今後はどのようにお考えですか?
K太郎 引き続き誰でも来やすい、楽しい雰囲気を継続したいと思います。怪我もなく安全管理もされている清潔なジムで、たくさんの人が楽しんでくれると嬉しいです。それでジムに通い続けてくれる人がだんだん強くなって、ゆくゆくはチャンピオンみたいな人が出てくれればすごく嬉しいし、それを目指していきたいです。
杉山 クラウドファンディングとか、あんなにたくさんの人に応援してもらえると思わなかったですし、それだけ期待というか「頑張れよ」と言ってもらったことを忘れずに、いろんな人が生活の中に格闘技を置いて、楽しい人生にしていけるようにしたいです。
K太郎さんも「あそこを綺麗にしていこうか」「ここは作り変えようか」みたいなことを常に考えてるタイプなのを初めて知って(笑)、現状維持じゃなく、いつも前進・改良していけるよう毎日いろいろ考えていきます。
取材・文/長谷川亮 撮影/高木陽春
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