ドラッグストアで展開されるコスメブランドの中で異彩を放ち、クールで強い女性のイメージが根付いているKATE。
そのKATEから2021年5月に発売された“落ちにくいのに、つけたての色がそのまま持続する口紅「リップモンスター」が爆発的な人気を誇っている。
その売り上げ実績は、発売から1年経った2022年5月の時点で累計出荷本数は350万本※を突破。未だ入手困難な状態が続いている。
実際リップモンスターは口紅市場でのシェアも1位を獲得。眉や目元のメイクアイテムが人気のKATEのイメージを覆す、ブランドを代表するアイテムの1つとなった。
今では当たり前のように求められている“落ちないリップ”だが、その歴史が始まったのはいつからなのか。日本におけるリップアイテム市場の歴史を、KATEのPR担当・若井麻衣さんに聞いた。
女性の社会進出、コロナ禍のメイク欲……爆売れのリップモンスターから紐解く落ちない口紅の背景
爆発的な人気を誇り“都市伝説リップ”とも呼ばれるKATEのリップモンスター。マスク社会で絶大な支持を得たのはなぜか。その秘密に迫ると、生みの親であるカネボウ化粧品の長きに渡る挑戦と、KATEがブレずに貫き続けたブランドコンセプトが見えてきた。
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1990年代、落ちないリップが求められた理由