紫外線対策120%でも、糖質老化対策を怠ると美白は叶わない

先ほど述べたように、体内には本来、抗酸化酵素などがはたらくことで、危険な酸化を抑える抗酸化作用がありますが、AGEsは、自らも酸化ストレスをつくり、また、その抗酸化作用のプロセスを邪魔することも示唆されています。

AGEsが生じてしまうと糖化と酸化は同時進行しやすくなります。

つまり……
高血糖になる→
糖化が起こる→
AGEsができる→
AGEsが酸化ストレスをつくり、かつ、抗酸化作用を邪魔する→
酸化ストレスが増大する→
細胞・臓器障害が生じ、その一環で血糖調節能力も低下する→
さらに高血糖になる→
糖化と酸化がどんどん進む

といったように、糖化と酸化は互いに影響し合い、悪循環を形成します。そして、この悪循環こそが、老化を加速させる最大の要因なのです。

若々しく見えるか、老けて見えるかを左右するもっとも重要な要因は「肌」だったそうです。それは、赤ちゃんと高齢者の顔を見比べれば、一目瞭然ですね。赤ちゃんはシミもシワもない、みずみずしいもち肌ですが、歳を重ねるほどにシミやシワがちらほら出てきて肌はカサカサになります。

肌の老化を加速させる最大の原因は紫外線じゃない? 同年齢なのに「見た目の違い」を生んでしまう糖化と酸化の悪循環とは_4
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肌の老化を進める第一の天敵は、紫外線とも言われています。紫外線は酸化を進めやすく、そのダメージでシミやシワができやすくなり、肌の乾燥も促されます。

そこへ追い打ちをかける第二の天敵が、高血糖でつくられる「AGEs」と言えるでしょう。

見かけに関していうならAGEsはシミとシワの元凶と言っていいかもしれません。

トーストしたパンやグリルした肉が褐色になるように、AGEsも褐色です。それがシミやくすみを濃く見せるという考え方があります。また、肌の土台となる真皮をつくるコラーゲン同士をAGEsが攻撃するとシワが深くなり、張りや弾力も失われるようです。

ですから、仮に日傘や日焼け止め、美白美容液などで万全の紫外線対策をしていても、血糖値が上がりやすい食事でAGEsによる糖質老化が進んでいたとしたら、もったいない話です。

文/山田悟

糖質老化
山田 悟
糖質老化
2026/4/30
1,540円(税込)
224ページ
ISBN: 978-4763142870

お昼を食べた後に眠くなる=「糖質疲労」、
放ったままにしていませんか?
糖質疲労を放置していると起こる
「細胞や内臓の変化」。――すなわち、これぞ「糖質老化」です。

糖質老化を防ぐために……

◎避けるべきその1:カロリー制限
最新研究で判明! カロリー制限でやせると、結果的に太り、老けます。
◎避けるべきその2:すべての元凶「果糖」
お酒を飲まない「脂肪肝」、「心不全」が異常に増えている犯人は「果糖」。
からだじゅうを「脂肪まみれ」にしてしまう、この「果糖」の怖さに迫ります。

エビデンスの「質」に圧倒的定評のある、糖尿病専門医・山田悟医師による、
世界最先端の「糖質とうまく付き合う方法」とは!?

「老けない食べ方」も、本書でご紹介しています。

「“糖質過剰摂取”を、次の世代の負の遺産としてはいけない」

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甘いものへの欲求を我慢せず
太らず、老いず、
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・中年太りの人は「すい臓疲労」している
・「果物は低GIだからOK」は勘違い
・心不全パンデミックの陰に「果糖」?
・痛風も「プリン体」より「糖質」が原因
・内臓脂肪を超える悪玉?「第3の脂肪」とは?
・お酒の飲みすぎではなく、「果汁ジュースの飲みすぎ」で脂肪肝に
・「甘いものがやめられない人」がまず真っ先にすべきこと

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