睡眠は試合の合間に1時間だけ…
「もうほとんど寝てないです、どうかしてるわよね(笑)。ただ、私は『見たい』と思ったら全部見ちゃうんです。『やる』って決めたら『やる』、それだけなの」
そう並々ならぬ熱意を明かすのは、デビュー56周年を迎えた歌手・女優の小柳ルミ子だ。
海外サッカーのみならずJリーグや高校サッカーに至るまで年間2000試合以上を観戦するという小柳。W杯期間中はW杯専用のサッカースケジュールを片手にテレビとネット配信を駆使して視聴していたという。
「大会のスケジュールと照らし合わせたら、見事に仕事と被ってなくて。試合の合間に1時間だけ睡眠をとって、試合が終わってまた少し寝たら昼間の仕事に向かうようにしていました。7月2日のバースデーライブもやったんですよ」(小柳ルミ子、以下同)
74回目となる誕生日を祝いつつも、直近1カ月強はあくまでサッカー観戦漬けの毎日を送っていた。
「歩いてる時のメッシほど怖いものはない」
ハイライトやゴールシーンを後追いで視聴するのではなく、あくまでリアルタイムでの観戦にこだわる小柳。試合中に気を配る箇所について尋ねると「オフ・ザ・ボールですよ」と返ってきた。
「声を大にして言いたいんですけど、例えばアルゼンチンの試合を観て『メッシは歩いてるだけ』ってみんな言うじゃない? 違うの、歩いてる時のメッシほど怖いものはない。彼はどこに相手の穴があるのかを脳裏に映像として焼き付けて見ているんです。
獲物を狙うライオンと同じで、忍び足でゆっくりと探っている。そういうシーンを観るのがとにかく面白いんです」
何を隠そう、小柳がサッカーに熱中するきっかけを作ったのはメッシだ。FCバルセロナで17歳でデビューした頃からのファンであり、以来22年にわたってその背中を追い続けてきた。その華麗なプレーに魅了されるのみならず、メッシからは人生訓も教わったのだという。
「24か25歳の時、彼がインタビューで『努力すれば報われる? そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ』と言ったんです。それからカタールW杯で優勝するまで、彼は諦めずに準備し続けてきた。誰もマネできないですよ。今回も初戦のアルジェリア戦でハットトリックを決めた時は思わず泣きました(笑)」













