朝起きた時にお勧めなのは水

コーヒーにはカフェインによる覚醒作用や利尿作用といった人によって都合の良い作用もあれば、悪い作用もあります。一方、それ以外にも体に良いこともたくさんあります。

私自身、個人的にコーヒーはとにかく好きで、毎日飲んでいます。

実はコーヒーには、血糖値を下げる働きがあります。カフェインの作用で血糖値は一時的に上昇しますが、クロロゲン酸というポリフェノールのおかげで、長期的には下げてくれます。

しかし砂糖をたくさん入れて飲んでしまうと、当然血糖値が上がってしまいます。ですから、大前提としてコーヒーはブラックで飲むのが一番良いのです。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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特に起き抜けに加糖飲料をがぶがぶ飲んでしまうと、急激に血糖値が上がります。砂糖をたくさん入れたコーヒーはまさに加糖飲料です。朝の加糖飲料は糖尿病ではない人でも動脈硬化の原因になりますし、血管の内皮細胞が糖化するので、とにかく健康に悪いのです。

では、朝、起き抜けに飲むものは何が良いのでしょうか? 

それは単純に水です。

朝、起きたら、まず水を飲んでほしいのです。「寝る前の水は金」と昔からよくいわれていますが、その理由は寝ている間に汗をかくので、血液が少し濃縮され、脳血管障害の脳梗塞や脳出血を起こしやすいから、水分をきちんと摂って寝てください、というものです。

それは正しいのですが、朝、起き抜けにも水を飲んでほしいのです。単なる水だと物足りないならば、炭酸水にレモン半個分くらい絞ってレモン水にしても良いでしょう。

写真はイメージです(写真/Shutterstock)
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レモン水はビタミンCが入っていて、抗酸化作用もあります。ビタミンCがないとコラーゲンを作ることができないので、その意味でもお肌に良いのです。レモンは年中手に入りますし、さらに植物の液にはたいていポリフェノールも入っています。もちろん、スダチやカボスも良いですね。

ただし、レモン水にもお砂糖は入れないでください。加糖飲料になってしまうので、良い作用が台無しです。水、コーヒー、紅茶、お茶、レモン水など、朝、起き抜けに飲むものはとにかく砂糖抜きでお願いします。

コーヒーの有名な副作用に「眠れない」というものがあります。カフェインは植物が持っているアルカロイドという有機化合物の一つです。アルカロイドは人体に作用が強いものが多く、カフェインの覚醒作用と利尿作用はその一例で、コーヒーを飲んでしばらくするとトイレに行きたくなるのはそのためです。