僕をいじめていた4人は絶対許さない
中学に入ると、いじめはさらに酷くなった。小学校からのいじめっ子に新たなメンバーを加えた4人にボコボコに殴られるだけでなく、弁当を食べられる、靴は勝手に使われる、カバンがなくなる、財布がなくなる……。
「中学になるといじめられている子が、さらに下を見つけていじめるみたいな、よくない連鎖も起きて、僕も自分を守るために加担してしまったこともあったんです。だから、単にいじめられっ子と言い切れるかどうか……」
中学2年生になったある日、園田さんはショートケーキとレモンスカッシュを小遣いで買って、商業ビルの最上階に向かった。
「いじめっ子に殴られたので、彼が逃げる時に放り投げたカバンを持ち上げて、肩の高さからカバンを放り投げたら、中に入っていたカセットレコーダーが壊れたと言って、親族と一緒に家に怒鳴り込まれて。もう耐えられない、もう無理って。
1人で最後の晩餐をして、飛び降りようとしたんです。だけど、結局、怖くなって飛びきれなかった……。
自殺したいけどできないことがわかったから、それから毎日、『明日、目が覚めませんように』と言って寝るのが日課になりました。僕をいじめていた4人のことは絶対許さない。いつか殺してやりたいとずっと思っていましたよ」
その後、工業高校に進んだが、そこでも友だちはできなかった。
「自分が小、中学校でやられていたことを、気が付かないうちにマネして周りにやっていたんです。暴言が酷くて、『バカ、アホ、死ね、デブ』と接続詞に使っていた(笑)。
今考えるとメチャクチャですよね。そりゃ友だちが出来るわけがない。
でも、いじめられてないだけで、当時の僕は勝ち組だと思っていたんです。死ななくて済んだので、高校の学校選びに勝ったんだと思いました」
ハードな日々が続く中、唯一の逃げ場は中学のときに目覚めたアニメや漫画だった。
同じようにいじめられていた中学の友人から誘われて、高2のとき一緒にコスプレをしてコミックマーケットに行ったこともあった。
「コスプレすると知らない人とでも自分が話せるってことに驚いた。僕にはありえないことだったんで」


















