初めて脚を出した動画で「フォロワーさんが一気に3万人増えました」

――インスタグラムの最初の投稿は2022年で、顔を出されていなかったんですね。

出してなかったと思います。「誰得だよ」ってずっと思ってたんです。こんなぷにぷにな販売員の投稿なんて誰が見るの?って。やっぱりアパレル店員は「憧れられる存在」であるべきだって思っていたんです。だから最初はすごく嫌だなって思いながら投稿していました。

初期は顔を出さずに投稿していた(写真/本人Instagramより)
初期は顔を出さずに投稿していた(写真/本人Instagramより)

――今では笑顔の投稿ばかりで、最近ではさじーさんコラボのお洋服まで作られました。その間の変化にはどんなきっかけがあったのでしょうか。

2024年に、初めて脚を出した動画を投稿したんです。「実はずっと秘密にしてました」って。そしたらフォロワーさんが一気に3万人くらい増えまして。そこで、いろいろな方から本当にたくさんメッセージをいただきました。「私だけじゃない」とか「こんな人もいるんだ」とか。本当にあたたかいものばかりでした。

その瞬間、私も皆さんと同じように「悩んでいるのは私だけじゃなかったんだ」って嬉しくなって、みんなの力になれたらいいなって思ったのが最初のきっかけだったと思います。

――投稿に対して、中には「チクチク言葉」も届いていると。

届きますね。そういう方は私の脚が太いことに対して私にコメントしてきてるんですけど、同じように脚が太いことで悩んでいるフォロワーさんもたくさんいるので、不快に感じるコメントを見つけたらすぐ消すようにしています。でも共感してくださる方のほうがずっと多いですね。

――ちなみに、昔の投稿では少し表情も抑えめでしたが、今のキャラクターは多少作っていたりするのでしょうか?

いえ、昔のほうが多分作っていたと思います。今のほうが素の私ですね。アパレル店員はスタイリッシュじゃないといけないというか、そんな風に思っていたんです。でもそのままの素の自分のほうが楽ですし。

さじーさんのインスタには共感の声が多く寄せられている(写真/本人Instagramより)
さじーさんのインスタには共感の声が多く寄せられている(写真/本人Instagramより)

――日々投稿するネタに苦労されたりすることもありますか。

私は“伝えたい精神”がちょっと強いほうなのかわかりませんが、私は自分があまりスペシャルな人間ではないと思っているので、とにかく数をいっぱい打つ!みたいな意識で投稿していますね。なのであまりネタに困ったことがなくて。それは日頃からお客様と会話しているからなんだろうなと思うのですが。

――それだけ実際にお店に来られる方も増えたのでしょうか。

ものすごく増えたなと思います。北千住店はもちろんですが、他店舗にもインスタを見て来店されるお客様もたくさんいらっしゃいますね。