俳優が語る、「ON&OFF」のビハインド──
お話しを伺ったのは、本作で主演を務める、クォン・セア役のハン・ジウさんと、イ・ハユン役のチョ・ユンさん。今回は撮影の裏側とともに、俳優としての生き方についても掘り下げる。
──season3までの撮影お疲れ様でした。早速ですが、全シリーズの中でもっとも気に入っているシーンを教えてください。
ハン・ジウ:season3 EP2のオープニングで、2人が一緒にベッドに横になっているシーンです。
朝、先に目を覚まして、愛する人の顔を静かに見つめながら、相手が起きるまで待って目を合わせる──。その一連の瞬間がとても印象的でした。特別な行動があるわけではないんですが、ただ静かに手をつないでいる、その空気感自体がとても好きで、個人的にも思い入れのあるシーンです。
チョ・ユン:season1でハユンがセアに告白するシーンが印象に残っています。セット全体の雰囲気がすごく綺麗に撮れていて、映像としてもとても美しく仕上がっていたので。
──そもそも、ずっと冷たい態度を取られ続けてきたのになぜハユンはセアのことを好きになったんでしょうか。
チョ・ユン:その冷たさの中にこそ、温もりを感じたのではないでしょうか。
──告白のシーンは本当に人気がある場面ですが、新入社員としてはなかなか大胆な行動に出ましたよね。当時、ハユンはどういった心情だったのでしょうか。
チョ・ユン:あの時、ハユンは告白することを決意しながらも、自分に足りないところが多いということも分かっていて不安があったはずです。
なんとか勇気を出して真心をこめた告白をしたのですが、本当に緊張して震えていて……。相手が受け入れてくれるかどうかも分からないから、言葉もたどたどしくなっています。震える心のまま、「ありのままの自分を受け入れてくれるだろうか」、そんな思いでいっぱいだったと思います。
──コメンタリーでは「意見が合わない時も、対話を通じて解決できた」というお話もありました。実際にはどんな形で作品作りに取り組みましたか。
ハン・ジウ:意見が食い違ったというよりは、常に話をしながら、ごく自然にお互いの意見をすり合わせていったという感じです。ですから、意見が大きく対立するようなことはありませんでした。
撮影中も、「こうしてみるのはどう?」「じゃあ、こうやってみようか」といった具合に話し合いながら、アンサンブルする感じで作り上げるように進めてきました。なので、特に問題になるようなシーンもなかったように思います。
──話し合って作っていく中で、作り上げた印象的なシーンはありましたか。
チョ・ユン:もちろん、大まかな枠組みはすべて台本にト書きで記してあるのですが、ディティールについては、すべて私たち俳優が対話を通じてすり合わせていきました。コミュニケーションを取り、主体的に参加する中で、対話によってディベロップ(発展)させていった部分が非常に多いと感じています。
──逆にNGが多かった場面はありますか。
ハン・ジウ:まず、テイク数自体をそれほど多く重ねなかったので、大きな問題(NGやトラブル)も起きなかったように思います。それに、ユニ(ユンさん)と私との呼吸もぴったりでしたし、演出部、俳優部、撮影部、全員のチームワークもすごく良かったので、どのシーンも順調に撮れたと思います。
チョ・ユン:その通りですね。外ロケの際に、外部環境によるNGが少しあったくらいです。













