2025年11月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする。

第1位は、クマに襲われたが素手で撃退した青森のラーメン店店主の記事だ。少しでも気を許せば命はない、そんな恐怖の格闘の様子が話題となった。
第2位は、生後3か月の赤ちゃんが殺された事件の記事だ。逮捕された母親は車椅子インフルエンサーとして活動をしていた。
第3位は、アンパンマンミュージアムでパパ同士が流血のケンカをした事件の記事、第4位は韓国で頻発している「嫌中デモ」の記事、第5位は山本由伸選手と交際が噂されたNikiさんの記事だ。

第1~5位のランキングは以下の通り。

第1位
「逃げたら死ぬ」襲ってきたクマをボコボコに殴り大外刈りで“返り討ち”にしたラーメン店員(57)の告白「クマは硬かった」右目付近は10針の傷、脇腹は骨折〈青森・クマラーメン店襲撃〉

第2位
〈生後3か月の娘は10か所以上の切り傷…〉殺人容疑で逮捕された“車椅子インフルエンサー”の母(28)は恋に出会いに積極的「マッチングアプリもするし相席屋にも行く」

第3位
アンパンマンミュージアムで“頭突き流血”の父親バトル勃発「あんなヒドい出来事は初めてです」…子連れイベントで増える親トラブルの実情

第4位
「中国人を追放しろ」「天が中国を滅ぼす」韓国で“嫌中デモ”が頻発、陰謀論が引き金…日本人向けにデマを流す韓国人YouTuberも便乗し、過激化止まらず

第5位
山本由伸と“交際疑惑”で話題のNikiって誰?「世界で最も美しい顔100人」に選ばれ、“港区女子”代表からセレブ入り…過去にはガーシー氏アテンドの沖縄旅行であらぬ誤解も

↓以下記事本編

「アンパンマンに会いたい」という子どもたちの夢を叶える場所「アンパンマンミュージアム」で、“なんのため”か分からない父親同士の仁義なき戦いが勃発。それが有名インフルエンサーのXに動画とともに投稿されたことで一気に拡散された。いったい何があったのか。バトルが勃発したミュージアムに話を聞くとともに、そして子ども向け施設で起こる親同士のトラブルについてレポートする。

まるで格闘技会場のような“父親同士のバトル”

「アンパンマンミュージアム」は、2007年に横浜で開園以降、2010年に名古屋、2011年に仙台、2013年に神戸、2014年に福岡と次々とオープン。合計で年間数百万人規模の来場者数を誇る。

国内では“一度は子どもを連れて行く”といっても過言ではない国民的ミュージアムだ。

施設内にはミュージアムフロア(有料)とショップ&フード・レストランフロア(無料)があり、問題のバトルは「横浜アンパンマンこどもミュージアム」のメインステージの“ひろば”で起きた。

横浜アンパンマンこどもミュージアム(写真/集英社オンライン)
横浜アンパンマンこどもミュージアム(写真/集英社オンライン)
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某インフルエンサーのXには11月15日に「平和なショーそっちのけでバトるパパ達が話題に」と題して約2分ほどの動画が投稿された。そこにはガタイのいい黒いTシャツ男性がベージュのTシャツ男性に声をかけ、ショーを座って見ている他の子どもたちの眼前に立ちはだかり頭突きをして額から少し血を流すという、まるで格闘技会場のような“バトル”を見せつけてしまうというものだった。

当日、横浜アンパンマンこどもミュージアムの“ひろば”近くにいたスタッフは言う。

「インフルエンサーの動画ではどこのミュージアムか明記されていませんでしたが、あれは横浜ミュージアムで起きたことです。日にちは忘れてしまいましたが当日、私は別の場所におり、他のスタッフからバトルの様子は聞きました。

“ひろば”のスタッフの何人かが止めに入ったものの、ショーが台無しになってしまいました。私はこのミュージアムで数年働いていますが、あんなヒドい出来事は初めてです」

子どもはアンパンマンが大好き(写真/集英社オンライン)
子どもはアンパンマンが大好き(写真/集英社オンライン)

横浜アンパンマンミュージアムはこの日の騒動の様子をどう把握しているのか。集英社オンラインは、「今回のトラブルをどのように把握しているか」「今後どのように対策していくか」など、質問状の形で公式見解を求めると、

お問い合わせをいただきました事案の詳細につきましては、回答を控えさせていただきます。
お客様が安心して施設を楽しんでいただけるよう、今後もスタッフ一丸となって対応してまいります。

との回答があった。

今回の騒動については、アンパンマンミュージアムの利用者も動揺の色を隠せない様子だ。

「子どもたちが楽しむ場なのに親が口喧嘩して怖がらせてどういうつもりなんでしょうか」
「喧嘩ふっかけた方も受けた方も、あんな公衆の面前で大人気ないし恥ずかしい」
「自分の子どもが一番可愛いし一番いい席でショーを見せたいのはわかるけど、あれはあかんわ」

SNSにはこうした意見が多く飛び交った。