ブレイク時よりも今のほうが満足度は高い

――現在は舞台女優だけでなく、テレビドラマや声優でも活躍して順風満帆な芸能生活を送られています。その中で2022年に所属事務所から独立、完全にフリーで活動されていますね。

コロナ禍もあって(2011年に移籍した)事務所が事業を縮小することになりました。関連会社に移籍することもできたんですけど、舞台、テレビ、アニメといろいろやってるとすべてを網羅できる事務所やマネージャーさんってなかなかいないんですよ。

それで、事務所ではスケジュール管理などは途中から全部自分でやっていたので、社長から「ひとりでも十分やっていけるから頑張れ!」と背中を押していただき、独立することにしました。

――仕事の問い合わせもすべてご自身で対応してるということで、とても大変じゃないですか?

頭の中を何分割もしてモードを切り替えている感覚ですね。今はパフォーマンスをやる時間、今は経理をやる時間、今は事務仕事をやる時間って感じで。台本読み終えてたまっている仕事のメールを返せるのは夜中、打ち合わせは早朝……みたいな。

――ハルヒブームの時の忙しさが100だとして、今はどのくらいですか?

あの頃は120でした(笑)。それに比べたら今は90くらいでしょうか。それでも満足度が全然違いますよ。

「コロナ禍以降、アメリカにレッスンを受けに行けてないので、余裕ができたら時間をかけてレッスンをして、俳優としてまだまだ技術を磨きたい。それに将来的には大学にも通い直したいと思ってます」
「コロナ禍以降、アメリカにレッスンを受けに行けてないので、余裕ができたら時間をかけてレッスンをして、俳優としてまだまだ技術を磨きたい。それに将来的には大学にも通い直したいと思ってます」
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――2026年もミュージカルの『シルヴィア、生きる』や舞台『「チェンソーマン」ザ・ステージ』に出演するなど多忙な1年ですね。

4月の主演舞台(『シルヴィア、生きる』)では、人生でこんなにしゃべったことがないくらいのセリフと歌を披露します。約150ページ、すべてのページに出ていて、役者人生としてかなりの挑戦だと思っています。

歌手としての周年でもあるので、舞台の合間にアジアツアーを計画したりと、今年の忙しさは去年からわかっていたことではありますが、なんとか体に気をつけて充実した1年にしたいです。

CDデビュー・声優デビュー25周年、ソロデビュー20周年、ミュージカルデビュー15周年の年にふさわしい活動になるよう、求めてくださる方々の元に日頃の感謝が届くように一生懸命、頑張らなくちゃと思ってます!

――くれぐれもお体に気をつけて、頑張ってください!

取材・文/武松佑季
撮影/村上庄吾