「え、もう出るの?」呆然とした落選の瞬間
――先日の衆院選は非常に厳しい結果となりました。投開票日、落選が決まった瞬間の状況を振り返っていただけますか。
正直に申し上げて、「まさか」という思いでした。事前の情勢調査でもずっと接戦と報じられていて、私の中では小選挙区で勝たないと道はないという宿命のような覚悟で戦っていました。反応も決して悪くなかった。
ですが、午後8時を回ってすぐにNHKで相手候補の当確が打たれたんです。自宅にいたのですが、「え、もう出るの?」と拍子抜けしたような、呆然とする感覚でした。
仲間たちが次々と議席を失っていく状況を見て、ショックで言葉が出ませんでした。夫も隣で同じように拍子抜けしていましたが、「順風満帆にいくわけじゃない」「頑張るしかないよね」という前向きな言葉をかけてくれたのを覚えています。
――今回の敗因について、ご自身ではどう分析されていますか。
当然ながら自分の力不足です。他責はできません。しかし、政権支持率が7割台という非常に高いタイミングで解散されたことが強烈でした。
本来、年度内の予算成立こそが職権を預かる者の責務であるはずなのに、自分たちの都合のいいタイミングで憲法を解釈して解散する。その「おかしさ」を有権者に説明することに多くの時間を割かなければならないことは大変でした。
――SNSやAIが選挙に及ぼす影響については、どう感じていますか。
明らかに時代が変わったと感じます。AIに「誰に投票すべきか」を聞く人が増えていく中、自分や政党の政策をいかに学習させるか、あるいはSNSでの「見せ方」が勝敗を分けることも有り得ると思います。
――野党がまとまる「中道改革連合」としての初の大型選挙でもありました。有権者の反応はいかがでしたか?
制作物を一から作り直す必要もありましたし、安保政策などでそれまでの路線が違う党同士が一緒に歩めるのか、という説明責任を果たすのは大変でした。
なかなか理解してもらえない場面もありましたが、一方で「野党がまとまることは必要だ」と前向きに捉えてくれる方もいらっしゃいました。













