「既婚者の方はごめんなさい」それでも近づいてきた独身偽装検事
元検事の男性Aに独身偽装されたのは都内在住の柏木亜美さん(仮名)。
柏木さんに婚歴はなく、2024年初頭に「真面目に際できる人と出会えたらいいな」という思いから独身者向けマッチングアプリを始め、2024年2月にAと出会った。
訴状に記されているが、柏木さんはプロフィールに「既婚者の方はごめんなさい」としっかり明記していたもの、Aは「独身」と偽り接触してきたという。
「Aとのメッセージで『法律関係の公務員』と聞いており、その後、Aから積極的に『通話したい』と迫られてLINE通話をしました。そこで『なんの仕事だと思う?』と聞かれて『裁判官ですか?』って答えたら『検事だよ』と打ち明けられました。
デートに誘われた際も既婚者かどうかを確認すると『独身』だって……。それで3月にAから真剣に交際を申し込まれ、将来を見据えてお付き合いすることにしました。クリスマスにイルミネーション見たり、映画、水族館でデートをしたり、京都旅行にもいきました」
Aが懲戒免職処分になったのは、柏木さんに検察の捜査情報を伝えていたことが原因だといわれている。
「でも情報漏洩は私が望んでいたことではなく、Aが常日頃から話してきた」と柏木さんは言う。
さらにAは検察官の“特権”を使い個人情報も漏洩していた。
「私が仕事上である顧客から理不尽なクレームを受けトラブルになったときでした。Aから前科情報を端末で調べた結果をメモ書きしたものを見せられました。
決して私から頼んだことではないのですが、ここまで私にしてくれたということで、自分がAにとって特別な存在だと感じてしまいました。
それ以外にもAは日本中が震撼した強盗殺人事件の捜査にも関わっており『これから大勝負や! ちなみに例の強盗事件、また一人割れたで!』などと逐一私に報告してきました。
よく『他の検事の取り調べで黙秘している被疑者が口を割った』と自慢するなど、取り調べの能力には定評があり、周囲から『割り屋』と呼ばれているとも言ってました」














