「夫の介護はごめんだ」と離婚
この女性の場合、50代前半に結婚したが、5年間一緒に暮らして、どうしても価値観の違いを解消できなかった。
しかし、お金のことを考えると、離婚を切り出すことができなかった。熟年離婚は老後が迫っている中でするため、経済力や貯蓄が十分でないと難しい。
しかし、女性は、年金分割制度の導入により「何とかなる」と離婚を決意したのであった。
じつはこの女性の場合、離婚の理由として、夫の介護をしたくない気持ちも強かった。
夫とは同い年であったが、最近では夫の体力が目に見えて衰え、近い将来自分が夫を支える可能性もあると感じていたのだ。それだけはごめんだ――。
夫には一切の非がない。
それだけに夫は「この家は僕が買ったわけだし、僕が住むよ。そして今後、資金援助はしない」と言った。「わかった」と、女性は答えた。













