通貨が導く旅の選択肢。円の価値で世界の景色も変わる

はじめての留学先イギリスでポンドの高さに驚いた私は、カナダへ留学先を変更しました。すると、それだけで暮らしにグッとゆとりが生まれたんです。

寮費、食費、交通費、すべてが目に見えて軽くなったのは、為替レートの違い。当時のイギリスポンドは1ポンド=約185円、カナダドルは1ドル=約78円。同じ100万円を両替しても、ポンドだと約5400ポンド、カナダドルなら約1万2800ドル。手元に残るお金の量が、まるで別世界でした。

その違いに最初に気づかせてくれたのは、母です。

「いい勉強になったわね!」と、さらりと笑った母の言葉が今も印象に残っています。母は、1960年代に国立大学から学生調査隊としてミクロネシアに渡り、その後も通訳や国際業務の現場で世界中を飛び回ってきた元祖バリキャリ。海を越えて生きてきた母だからこそ、通貨や物価の感覚を“肌”で知っていて、きっとそれを私にも伝えたかったのでしょう。

そして今、私自身が母になり、同じように子どもに世界の見方を伝えたいと思っています。

私と娘のこの夏の旅先は、円安の日本を飛び出して、物価も比較的おだやかな、アドリア海の風を感じるクロアチア。旅の計画も、今どきらしくAIをフル活用しました。親子で一緒に学びながら旅をつくる、今の時代ならではの夏休みです。

写真/shutterstock 写真はイメージです
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通貨の強さ、物価の違い、国ごとの経済状況。

そうした背景を知っているかどうかで、旅の選択肢も人生の動き方も大きく変わってきます。「知っている」は、立派な武器になる。

その武器を持って、子どもと一緒にかけがえのない“リアルな経済の授業”に出かけてみませんか?

元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育
池澤麻耶
元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育
2025/9/25
1,870円(税込)
160ページ
ISBN: 978-4334107628

電子マネーですべての決済が完結する世に生まれ、
生きていかなければならないのが「α世代」(2010年以降生まれ)。
そんな世で「お金」というものをどう説明し、取り扱わせるか。
親自身のマネーリテラシーや投資への知識が問われる重大な局面に差し掛かっていることは間違いない。
元外資系投資銀行トレーダーの池澤摩耶さんが自分の子どもに実践しているマネー教育メソッドを公開。

【目次】
はじめに
STAGE1 「節約が大切」「現金が安全」「お金の話はタブー」って、本気? 親の金銭感覚をまずはアップデート

STAGE2 小学生からスマホ、おこづかいはPaypay、お年玉は海外通貨、相棒はAI。現代のリアルを直視して! 始めない理由なんてない

STAGE3 「トレカ」好きの子は“株式トレーダー”の素質あり!バトルやショップで“マーケット感覚”を研ぎ澄ます

STAGE4 「なんでホテルのコーラは1200円でマックのコーラは140円?」の疑問から「割高」「割安」「価値」の意味を知る

STAGE5 スイス1200円、アメリカ910円、日本450円。「ビッグマック」で日本経済の弱さを理解する

STAGE6 ガリガリくんだって値上がりする「インフレ」。日本の「現金」に偏ったポートフォリオじゃ資産家は夢のまた夢

STAGE7 迷ってるヒマはない!15歳になったら「未成年証券口座」と「デビッドカード」を子ども自身の名義で作る

STAGE8 女子がママと沼る「推し活」は最高。K-POPこそ投資スピリットを学ぶビッグチャンス

STAGE9 流行の兆しは子どものほうが敏感。Apple、NIKE、テスラ…さらなる次世代を探して株価とニュースを追う

STAGE10 子どもが何年か越しに貯めた10万円。“おこづかい投資家”デビューするなら“単推し”“箱推し”の2択から

STAGE11 夢は「お金持ち」。それって、全然アリ。“資産を持つ”という選択肢には失敗だってかすり傷

STAGE12 結局投資はギャンブル? いいえ、投資はみんなで夢を広げて未来に希望を託すこと

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