「起訴よりもさらに先の有罪確定がない限りは出馬に問題はない」

さらに田久保氏は「地検の上申に必要な手続き等を終えましたら速やかに(市長)辞任をしたい」「1度そういった形できちんと辞任をし、改めて市民の皆様のご判断を仰ぐために再度市長選挙に立候補したい」と、市政に大きな影響を与える、残る2つの項目を口にした。

これに記者団からは、疑惑は検察に解明を任せただけで解明されていないのに、出直し市長選に出る資格があると考えるのか、との質問が出た。

田久保氏は「その(出直し選の)前に起訴されるようなことがありましたら、これはもう立候補して皆さんのご審議を受ける資格はございませんので立候補の方はしないという風に決めております」と答えた。

だが出直し市長選は辞職から50日以内に実施される。これほど早くに検察が起訴か不起訴を判断することは難しいとみられる。

7月7日、記者会見する田久保眞紀市長
7月7日、記者会見する田久保眞紀市長

田久保氏の言いぶりでは、出直し市長選で当選した後に起訴された場合は引責辞任は考えていないかのようにも聞こえる。同席した弁護士は「起訴され裁判になりました、有罪になりました、となってしまったら、それは出る資格はないと思いますよ」と発言。起訴よりもさらに先の有罪確定がない限りは出馬に問題はないとの考えを示した。